今、東レ・モノフィラメント株式会社「Fishing Net」及川インストラクターの記事が熱い



2017年5月15日
及川健一インストラクター「吉沼愛好会5月例会」
驚異の「157枚 127・54kg(最大1676g)」

 及川インストラクターは、今季ゴーマル・巨ベラを仕留めながら、管理の競技も127・54kg釣っている・・・東レの公式ウェブは「どっちもイケる」という証明になりました。

 先日の『武蔵の池』東レペア大会も、午前中は段底でトップだったとか。

 日時=5月13日(土)
 場所=大宮武蔵の池「東レペア大会」
 成績=33枚、21・99kg
 サオ=12尺
 タナ=段差の底釣り
 ミチイト=東レ『将鱗へら スーパープロフロロ 道糸 GL』1号
 ハリス=東レ『"将鱗"へらスーパープロPLUS』上0・5号10cm下0・4号50cm
※ ハリスワーク=最初10-50cm(カラツン多い)→10-45cm(動かなくなった)→15-45cm(上エサを近づけたらどうなるか、当たらない)→10-50cmでカラツンを見送る
 ハリ=オーナーばり『OHバラサ』上6号 下3号
 ウキ=弘月『煌(きらめき)』17番 パイプトップ極細 竹の足長 全11目盛中空バリで6目盛出し
 バラケエサ=
※使い慣れた“表面の光沢のなくなったボウル”の方が練り込みやすい。練るのと混ぜるのは違う。
■ボウルA
『段差バラケ』2+『段底』2+水1・2(練り込みで手水するなら1でもいい)でボウルに擦りつけるように260回(300回目標だが、このくらいでコシが出てくる)練り込む。

■ボウルB
『セット専用バラケ』2+『スーパーD』2+水1(場合によっては手水で0・2加える)で、ボソに仕上げる。

「ボウルA+ボウルB」を合体させて、200回練る。
つまり、ボウルAの素材は合計460回練られたことになる。

 クワセエサ=『』

 アタリ=エサがチリチリ、ジクジクと開くので上エサにアタってきやすい。いいアタリでも乗らなければ、我慢してアタリを見送りヒット率の高いアタリを探る。
コメント=「管理釣り場の釣りは、魚がいることが前提。そして迂闊なエサでは上ずりやすい(簡単に上ずる)。だからエサは“寄せなくていいから下を向かせる”ことが重要。しっかり練ってエサが舞い上がらないことで、粒子が広がらないから魚がエサとの距離を詰めてくる。季節は真冬じゃないから1枚1枚は活性があるので、真冬の段底をするのとは違う。練りきったエサによりタナは凝縮され、魚の密度も濃くなる(冬はエサを打ち過ぎてはダメ)。密度が濃くなり下を向いたら、アタリは数が増えてヒット率も高くなっていくもの。その状態を、どのようにつくり出すかが肝心」

「157枚 127・54kg(最大1676g)」の釣り

サオ=8尺
タナ=カッツケ
ミチイト=東レ『将鱗へらスーパープロフロロ道糸GL』0・7号
ハリス=東レ『将鱗へらスーパープロプラスハリス』0・4号 上23cm下30cm
ウキ=弘月『渚』9番
ハリ=オーナーばり『OHバラサ』6号
エサ=『バラケマッハ』2+『GTS』2+『浅ダナ一本』1+水1・2を練り込んで、戻し水を手柄杓でバシャッと入れて『バラケマッハ』を加えながら(後から『バラケマッハ』を差すことに深い意味がある)、開きと硬さを探る。
コメント=「カッツケ釣りは立ちかけて立つまでの勝負。この間のアタリを取るわけだが、5目盛出しで釣っていたらボディーでポコポコした動きが出ており、ならば、その動きをトップに出そうと2目盛出しに変更。それでも早いアタリに手を出すとヒット率が低いので見送って、エサの重さがトップに掛かって(出て)ウキがなじんでからのバッとアタる動きをアワせると600g級がヒット。こういう釣りを成立させるには“触らせて見送れるだけの強さ”がエサに必要(ウキが完全に立ってからのアタリを狙えるだけエサ持ちが必要)だから、練りっきりのエサに戻し水でペトコンにして『バラケマッハ』を入れてボソを出したエサが有効だった。ハリスは30cmと37cmから始めて、カラツンを理由に詰めて20cmと27cmへ。最終的には23cmと30cmにした。この修正によって、アタリは“立ちかけ”“振れ”“ポコポコ”と全部、乗ってきた。私のエサ合わせは練ることが基本。入門者が“エサをいじらないで、ムクトップのカーボン足”なんて釣りをしていても、釣りの腕は育たない。パイプトップ+竹足のガッチリしたウキで、持つエサを軟らかく開かせて使う。練る子は育つと思う」


チョウチンのエサ

『バラケマッハ』1+『GTS』1+『スーパーD』1+『グルバラ』1+水1