<釣り具店>戦国創業、甲府の「シマヤ釣具店」破産へ


1/30(火) 15:52配信


 ◇東京商工リサーチ発表 負債総額は1億8000万円

 東京商工リサーチは30日、戦国時代末期創業の「シマヤ釣具店」(甲府市)が破産手続きに入ったと発表した。負債総額は約1億8000万円。

 雑貨、両替商として創業し、甲府城の外堀に放流していた魚を釣る人向けに雑貨などを販売。明治期には釣り具販売に特化した。県内では大手に位置づけられ、バス釣りブームの1996年ごろには年間約3億円を売り上げていた。

 しかし、ブームの沈静化や量販店の進出などから業績が低迷。過去の設備投資負担も重荷となって資金繰りが悪化し、今月に入って店舗を閉鎖。約400年の歴史を閉じた。

 東京商工リサーチの2016年12月の調査によると、17年に創業から100年以上の企業は全国で3万3069社で、業歴1000年以上も7社ある。全国最古の老舗企業は西暦578年創業の大阪市の社寺建築会社で、山梨県内では同705年創業の早川町の旅館が最も古い。【増田博樹/統合デジタル取材センター】

個人の意見

>雑貨、両替商として創業し、
甲府城の外堀に放流していた魚を釣る人向けに雑貨などを販売。

 この時代の釣り人は、ちょんまげを結っていますね。

>明治期には釣り具販売に特化した。

 文明開化な釣具経営。

>県内では大手に位置づけられ、
バス釣りブームの1996年ごろには年間約3億円を売り上げていた。

 あれは何だったんだろうと、今さらながら振り返ります(ブーム末期を業界人として経験)。

>約400年の歴史を閉じた。

 やはり、歴史的不況だったか釣り業界・・・。