これはなんだ・・・。

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 今、髙橋秀樹氏から「中国原産、コイ科の『ダントウボウ』Megalobrama amblycephala だよ」と連絡がありました。


抄録

霞ヶ浦の江戸崎入り奥部において2009~2017 年の期間に中国原産のコイ科魚類ダントウボウMegalobrama amblycephala が7個体採集された.このうち2016~2017年の短期間に採集された4個体の体長からは2年連続して再生産されており,本種はすでに霞ヶ浦で再生産しているであろう.関東地域において霞ヶ浦は高い生物多様性を有し,多くの希少種の生息地である.このため本種の定着と増殖により在来生態系に予知できない影響が及ぶ恐れもあり,増殖と他水域への拡散を防止するための漁業者や釣り人への周知と早期防除が望まれる.



 ・・・2mのタナゴ!?

ダントウホウ(団頭魴)
学名:Megalobrama amblycephala

 毛沢東が好んで食べた、別名『毛沢東魚』。
武昌魚とも呼ばれ、毛沢東が「いましがた長沙の水を飲んだが今はもう武漢名物の武昌魚を食べている」と詠んだ魚。
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団頭魴精子で赤フナの雌核の発育を誘導する研究
遺伝活力を失った団頭魴(Megalobrama amblycephala)の精子で赤フナ(Carassius auratus Red Variety)を誘導して雌核の発育の研究を行った。赤フナの卵子が適当なUV剤で活力を滅ぼす処理した団頭魴精子で刺激された後,0-4°Cに40minの低温ショックを受け,第二極体の排出を抑制させて染色体を倍にさせて,雌核で発育した赤フナを獲得した。それらの受精率,孵化率と生存率はそれぞれ(52.6±3.0)%,(23.6±4.1)%と(15.7±3.4)%である。その生存率は,鯉の精子で赤フナの雌核発育を誘導した生存率(11.3±2.2)%より著しく高い。外形特徴,染色体数及び性腺発育程度を研究対象として,雌核の発育した赤フナと交雑した魚との見分けと鑑定を行った。結果としては,I齢魚の体の色は赤色で,染色体数は100で,性腺発育は正常であった個体を成功した雌核で発育した赤フナとしたが,染色体数は124または148で,性腺の発育が遅い個体を交雑魚とした。中に三倍体であったフナ魴は不妊(2年間観察した結果)であったが,四倍体であったフナ魴は2年渡って漸く性成熟になった。鯉の精子を比較対象として,主に団頭魴精子を刺激元とするメリットを論じた。雌核発育した魚の生存率を高めるとともに,その鑑定を簡単になることができる。団頭魴の精子はフナを誘導して雌核発育に非常に有効な刺激元であることを研究で証明した。 Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST


 2mにもなる魚の精子で、フナが孵化しちゃうのか・・・。