アニサキス症に正露丸 大幸薬品が痛み緩和で特許
7/9(月) 16:49配信
みなと新聞
大きな波紋を呼んだ昨年のアニサキス騒動。水産業界内では「騒ぎすぎ」との声が大半を占める中、「正露丸をのめば大丈夫」と言う業界関係者もいる。木クレオソートはアニサキス症用薬剤としては「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(薬機法)で認められていないため、用途として表向きにはうたえない。ただ活用に関する特許は取得している。
木クレオソートは、ブナやマツなどの原木から得た木タールを精製した液体。腸内細菌のバランスに影響を及ぼすことなく、腸の調子を整えることができる。同社は木クレオソートについて、アニサキス症の予防・症状改善のための薬剤としての活用に関する特許(特許第5614801号)を取得している。
特許には、木クレオソートを用いたアニサキス症回復例を明示。関本貢嗣氏ら「木クレオソート含有医薬品(正露丸)が効果を示したアニサキス症の2症例」(”ドイツ医学誌Hepato-Gastroenterology vol.58“に掲載)によると、アニサキス症が疑われた患者が服用すると、鋭い腹痛は1~2分で消失した。患者から動きがないアニサキス幼虫が見つかり、アニサキス症と診断。処方箋なく回復した。
[みなと新聞2018年7月9日付の記事を再構成]
個人の意見
木クレオソートって、まるで魔法のような薬効成分だな~。