立冬 置賜の正月料理「むくり鮒」作り始まる 山形
11/7(水) 12:33配信
「むくり鮒」は、米沢藩主・上杉鷹山が冬場の栄養源とするため奨励したとされている。正月料理として作る家庭が減る中、川西町の玉庭地区では、地域の特産品にしようと地元の生産グループが加工と販売に力を入れている。
作業は11月に入って本格化した。10センチほどのフナを背開きして素揚げする際、身を裏返しにする「めくり」の作業が転じて「むくり」と呼ぶようになったといわれている。これを一度オーブンで焼いた後、油で揚げ、秘伝のたれで甘辛く味付けすれば完成。
玉庭地区のフナは沢水を使って養殖するため、身のしまりが良く、臭みが無いのが特徴。作業は来年1月いっぱいまで続けられ、年末年始のおせち料理などの食材として県内を中心に販売されます。
個人の意見
昨夜のTV番組、釣りビジョン石井忠相氏『ヘラブナGallery 紅葉抱く東北屈指の名所・前川ダム』の舞台にもなり、杉本智也氏らによるイベントも開催された山形県には、郷土料理としての鮒食文化があり、だからこそフナに親しみを抱いてくれるのだと感じた。
フナ釣り文化の存続は、山形にも答えがありそうだ・・・。