「釣りでもしてみろ」 入水の若者、思いとどまらせる


1/31(木) 10:45配信

朝日新聞デジタル
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 海に入って死のうとしていた男性を連れ戻し、説得して思いとどまらせたとして、浜松市中区の会社員中沢秀之さん(52)に30日、浜松東署から署長感謝状が贈られた。

 20日昼過ぎ、同市南区の遠州灘海岸で釣りをしていた時だった。真冬の風の強い日だというのに、セーターを着ただけの若者がふらふらと砂浜を横切り、海に入っていった。波はすでに腰のあたりに達していた。とっさに体が動き、海に入って若者のセーターを引っ張り、岸まで連れ戻した。

 話を聞くと、仕事の失敗などで「人生に疲れた」という。「人生山あり谷あり。若いんだから何でもできる。たまにはのんびり釣りでもしてみろ」と世間話を交えて話をし、警察を通じて家族の元へ返した。

 藤井雅之署長から賞状を贈られた中沢さんは「若い命が消えずによかった。がんばって人生を送っていってほしい」と話した。(菅尾保)


個人の意見

 今まで、魚釣りや音楽に救われたことを挙げようとしても数え切れない。
 趣味は偉大なのだ。