ホルモン三丁目
「こっちでセンマイを“刺し”で出す店は数多あるけれど“焼き”で出す店はなかなかない。『焼きセンマイ』という、自分にとって郷土の珍味を教えたい」
なんて、ずいぶん前から話しているから、頭の片隅に『焼きセンマイ』を置いて、チャンスを見計らっていた。
あるとき、江戸川台にホルモンの専門店があることを耳にする。
確認のためWeb検索するとメニューに『焼きセンマイ』の文字を発見。それと同時に「焼きセンマイを見つけたぞ」と友人へ伝え、昨日2人して入店と相成った。
確認のためWeb検索するとメニューに『焼きセンマイ』の文字を発見。それと同時に「焼きセンマイを見つけたぞ」と友人へ伝え、昨日2人して入店と相成った。
食べログにあった「口べたそう」だなんてとんでもない(笑)、気さくで部位の説明も分かりやすい語り口の店主が、初めて来たこちらの「歯応えのいい、お勧め盛り合わせを塩で」という勝手なリクエストに対して真摯に応えてくれた。
店先で旗めいていた『もつ煮(もつ煮定食)』の幟旗は、自信の表れで、お通しで出てきた『もつ煮』は歯を当てずともとろけて濃厚な旨味が口腔を満たした。
そこへ、空かさずほかほかのご飯をかき込みたい衝動に駆られつつ、味がもたらす説得力に店の実力を確認。
そこへ、空かさずほかほかのご飯をかき込みたい衝動に駆られつつ、味がもたらす説得力に店の実力を確認。
そうこうしていると盛り合わせの銀皿が届き、ついに『焼きセンマイ』を食す。
友人が食感を伝えられなかった理由は、すぐに分かった。
例えようのない、未体験の新食感。
俺・新境地に楽しさを感じながら、ひと噛み毎に染み出る旨味がくせになり、飲み込めるのに、そのユニークな味わいが飲み込ませない。
店主いわく「今、ちょうどセンマイを仕込むところだったんですよ」というタイムリーな新鮮さも手伝って、最高の初体験となった。
友人が食感を伝えられなかった理由は、すぐに分かった。
例えようのない、未体験の新食感。
俺・新境地に楽しさを感じながら、ひと噛み毎に染み出る旨味がくせになり、飲み込めるのに、そのユニークな味わいが飲み込ませない。
店主いわく「今、ちょうどセンマイを仕込むところだったんですよ」というタイムリーな新鮮さも手伝って、最高の初体験となった。