飲むおにぎり再現度がスゴイ
3/14(木) 17:00配信
ごきげんよう。アスキーのナベコです。小学生の頃、演劇クラブで「お茶漬け太郎」というお芝居をやりました。サラサラとご飯をかっこめるお茶漬けがおいしい! ということで、自分たちで創作したオリジナル劇です。ご飯大好き、ご飯飲むように食べたい。
今回はお茶漬けではなく「おにぎり」の話題。「飲むおにぎり」が、出ました!
衝撃の「飲むおにぎり」が話題
こんにゃくのテーマパーク「こんにゃくパーク」(群馬県甘楽郡)を運営するヨコオデイリーフーズが3月1日から一般発売した「飲むおにぎり」が話題になっています。
「飲むおにぎり 梅こんぶ」「同 梅かつお」の2種。「こんにゃくパーク」施設と「こんにゃくパーク」ネットショップで展開。一部スーパーなどでも販売するとのこと。
おにぎりを飲める世の中になったとは。冒頭にも書きましたが、サラサラとしたお茶漬けがおいしいのだから、もしかしたらゴクゴクと流し込めるおにぎりもアリなのかもしれません。
こんにゃくパークのネットショップでは180g容量の「飲むおにぎり」が販売されていたので、おそるおそる購入してみました。いったいどんな味わいなのでしょうか。
区分は生菓子
手に入れたのは「飲むおにぎり 梅こんぶ」。180g容量で、1食160円、6個入りのパック売りとなっていました。
気になるカロリーは1食280kcal。これは一般的なおにぎりの1.5食分程度のカロリーだそうです。さらに、レタス3個分の食物繊維を配合。
北海道産昆布、紀州南高梅、国産米を使用。国産の原料にこだわっているよう。
特徴として、1年程度の常温保存が可能。保存食、非常食として家庭内備蓄品の選択肢のひとつとなるように、というのも考えられているようです。
原材料の表示を見てみました。原材料はマルトデキストリン、果糖ぶどう糖液体、うるち米(国産)、昆布佃煮、醤油、水飴、砂糖、南高梅肉など。
名称の部分には「生菓子」と書かれていました。JICFS分類(消費者分類)だと生菓子とは、水分40%以上をふくむ、和菓子類(大福、おはぎなど)か、洋菓子類(生クリームや生フルーツ)のこと。なるほど、うるち米が入っているから和菓子なのかな、とか。ちょっと違う気もするけど。
う、見た目が……
チューブから中身を出さないのが賢明
キャップをあけて、まずは中身をチェックしてみました。
出てきました!
海苔が混ざっているからでしょう。茶色が混ざったお世辞にもキレイとは言えない見た目で、ちょっと衝撃。確かに、海苔を混ぜ込んだらこうなるのは仕方ないです、うん。
それに実際に飲むときには直接クチをつけるので、中身が見えるわけではないです。心地よくいただくためにあえて中身を出さないほうがいいでしょう。
気を取り直していきましょう。さて、肝心の味は?
た、た、たしかに「飲むおにぎり」
ぷりゅぷりゅと粘度がある汁気が口に滑り込んできました。真っ先に感じたのは海苔の風味。磯の香りがとても強いです。次に、梅干しの酸味。食感はとしては、糊を薄めたような中に、五分ほどに砕いたようなお米の固形感が残っています。噛まなくてもいけるけど、少し噛んだほうが抵抗なく流し込める感じ。
あ、あ、あーーーーーー! これ確かにおにぎり!
海苔の香り、梅の酸味、デンプン由来の優しい甘みと、ご飯のわずかな食感。全体的に少し濃いめですが、過度にしょっぱいとか、甘いとかいうわけではなく、実直におにぎりを表現しようとした熱意が伝わってきます。
おかゆと何が違う? というのが製品を試す前の疑問でしたが、おかゆよりお米の粒感がしっかり残っていました。表現がよくないかもしれませんが、ご飯を食べていってクチの中で柔らかくなっていった感じの状態でしたよ。
けど、おにぎりは「食べる」ほうが違和感ないかも
うーむ、飲むおにぎり。海苔の風味やほんのり塩気が残り、後味はまさにおにぎりを食べたあとの感じ。再現度はホントにスゴイ。
でも……。違和感はいなめませんでした。おにぎりは「食べる」ことに慣れているから「飲む」だと五感が納得しないのかも。また、糊状になっていることで、海苔や梅干の風味が最初から強いのもちょっと違和感。本来は噛んでいる最中に口の中で味が豊かになってくるところ、その過程がスキップされてるんですよね……。
おにぎりを飲んではみたものの、拙者はガブッとかじりつくおにぎりが好きでござる(byお茶漬け太郎)。
保存食、非常食として備蓄品にアリかも
ともあれ、おにぎりを摂取しやすいよう「飲むおにぎり」を企画した、その熱意に脱帽してしまいます。
本製品は、1年程度の常温保存が可能。咀嚼が不自由な場合でもおにぎりの風味を楽しめるといったメリットもあります。保存食、非常食といった備蓄品として検討するのはアリだと思いました。
(追伸)
ご飯も好きだしお酒も好きな私は、飲むおにぎりで焼酎のおにぎり割りを作ろうと少し考えましたが、実際に製品を試してみて、お酒と合わせたらすごいことになっちゃいそうと想像してやめました。この判断は懸命だったと思っています。もし、興味がある人いたら……、試してみてはいかがでしょう。
■「アスキーグルメ」やってます
アスキーでは楽しいグルメ情報を配信しています。新発売のグルメネタ、オトクなキャンペーン、食いしんぼ記者の食レポなどなど。コチラのページにグルメ記事がまとまっています。ぜひ見てくださいね!
書いた人:記者ナベコ
デジタル媒体アスキーでなぜか食べ物の記事ばっかり手掛けている人。3度の飯を食らいつつ酒をがんがん飲んでいる。好きなジャンルはビール、ウイスキー、焼酎、日本酒、ワインなど高アルコール全般。苦手なお酒は甘いカクテル全般とスピリタス。酒豪ではなきにつき鯨飲した翌日はSNSからも消える。Facebookやっています。
文● ナベコ
今回はお茶漬けではなく「おにぎり」の話題。「飲むおにぎり」が、出ました!
衝撃の「飲むおにぎり」が話題
こんにゃくのテーマパーク「こんにゃくパーク」(群馬県甘楽郡)を運営するヨコオデイリーフーズが3月1日から一般発売した「飲むおにぎり」が話題になっています。
「飲むおにぎり 梅こんぶ」「同 梅かつお」の2種。「こんにゃくパーク」施設と「こんにゃくパーク」ネットショップで展開。一部スーパーなどでも販売するとのこと。
おにぎりを飲める世の中になったとは。冒頭にも書きましたが、サラサラとしたお茶漬けがおいしいのだから、もしかしたらゴクゴクと流し込めるおにぎりもアリなのかもしれません。
こんにゃくパークのネットショップでは180g容量の「飲むおにぎり」が販売されていたので、おそるおそる購入してみました。いったいどんな味わいなのでしょうか。
区分は生菓子
手に入れたのは「飲むおにぎり 梅こんぶ」。180g容量で、1食160円、6個入りのパック売りとなっていました。
気になるカロリーは1食280kcal。これは一般的なおにぎりの1.5食分程度のカロリーだそうです。さらに、レタス3個分の食物繊維を配合。
北海道産昆布、紀州南高梅、国産米を使用。国産の原料にこだわっているよう。
特徴として、1年程度の常温保存が可能。保存食、非常食として家庭内備蓄品の選択肢のひとつとなるように、というのも考えられているようです。
原材料の表示を見てみました。原材料はマルトデキストリン、果糖ぶどう糖液体、うるち米(国産)、昆布佃煮、醤油、水飴、砂糖、南高梅肉など。
名称の部分には「生菓子」と書かれていました。JICFS分類(消費者分類)だと生菓子とは、水分40%以上をふくむ、和菓子類(大福、おはぎなど)か、洋菓子類(生クリームや生フルーツ)のこと。なるほど、うるち米が入っているから和菓子なのかな、とか。ちょっと違う気もするけど。
う、見た目が……
チューブから中身を出さないのが賢明
キャップをあけて、まずは中身をチェックしてみました。
出てきました!
海苔が混ざっているからでしょう。茶色が混ざったお世辞にもキレイとは言えない見た目で、ちょっと衝撃。確かに、海苔を混ぜ込んだらこうなるのは仕方ないです、うん。
それに実際に飲むときには直接クチをつけるので、中身が見えるわけではないです。心地よくいただくためにあえて中身を出さないほうがいいでしょう。
気を取り直していきましょう。さて、肝心の味は?
た、た、たしかに「飲むおにぎり」
ぷりゅぷりゅと粘度がある汁気が口に滑り込んできました。真っ先に感じたのは海苔の風味。磯の香りがとても強いです。次に、梅干しの酸味。食感はとしては、糊を薄めたような中に、五分ほどに砕いたようなお米の固形感が残っています。噛まなくてもいけるけど、少し噛んだほうが抵抗なく流し込める感じ。
あ、あ、あーーーーーー! これ確かにおにぎり!
海苔の香り、梅の酸味、デンプン由来の優しい甘みと、ご飯のわずかな食感。全体的に少し濃いめですが、過度にしょっぱいとか、甘いとかいうわけではなく、実直におにぎりを表現しようとした熱意が伝わってきます。
おかゆと何が違う? というのが製品を試す前の疑問でしたが、おかゆよりお米の粒感がしっかり残っていました。表現がよくないかもしれませんが、ご飯を食べていってクチの中で柔らかくなっていった感じの状態でしたよ。
けど、おにぎりは「食べる」ほうが違和感ないかも
うーむ、飲むおにぎり。海苔の風味やほんのり塩気が残り、後味はまさにおにぎりを食べたあとの感じ。再現度はホントにスゴイ。
でも……。違和感はいなめませんでした。おにぎりは「食べる」ことに慣れているから「飲む」だと五感が納得しないのかも。また、糊状になっていることで、海苔や梅干の風味が最初から強いのもちょっと違和感。本来は噛んでいる最中に口の中で味が豊かになってくるところ、その過程がスキップされてるんですよね……。
おにぎりを飲んではみたものの、拙者はガブッとかじりつくおにぎりが好きでござる(byお茶漬け太郎)。
保存食、非常食として備蓄品にアリかも
ともあれ、おにぎりを摂取しやすいよう「飲むおにぎり」を企画した、その熱意に脱帽してしまいます。
本製品は、1年程度の常温保存が可能。咀嚼が不自由な場合でもおにぎりの風味を楽しめるといったメリットもあります。保存食、非常食といった備蓄品として検討するのはアリだと思いました。
(追伸)
ご飯も好きだしお酒も好きな私は、飲むおにぎりで焼酎のおにぎり割りを作ろうと少し考えましたが、実際に製品を試してみて、お酒と合わせたらすごいことになっちゃいそうと想像してやめました。この判断は懸命だったと思っています。もし、興味がある人いたら……、試してみてはいかがでしょう。
■「アスキーグルメ」やってます
アスキーでは楽しいグルメ情報を配信しています。新発売のグルメネタ、オトクなキャンペーン、食いしんぼ記者の食レポなどなど。コチラのページにグルメ記事がまとまっています。ぜひ見てくださいね!
書いた人:記者ナベコ
デジタル媒体アスキーでなぜか食べ物の記事ばっかり手掛けている人。3度の飯を食らいつつ酒をがんがん飲んでいる。好きなジャンルはビール、ウイスキー、焼酎、日本酒、ワインなど高アルコール全般。苦手なお酒は甘いカクテル全般とスピリタス。酒豪ではなきにつき鯨飲した翌日はSNSからも消える。Facebookやっています。
文● ナベコ
個人の意見
自分の場合は硬めに炊いた飯が好きで、おにぎりが好き。
飲みたくはないんだよなぁ・・・。