幻の魚「イトウ」味わって 笠間の和食店
3/9(土) 9:00配信
イトウはサケ科に属し、全長1~1.5メートルに成長する国内最大の淡水魚。かつては東北地方でも見られたが、環境悪化で減少が続き、現在は北海道にしか生息しておらず、環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。
北海道や東北の一部地域では養殖が行われ食材となっており、糸魚川市でも地元の業者と県立高校が連携して、数年前から地下水を利用してイトウやチョウザメの養殖を始めた。出荷できるまで成長し、はらだも知人を通じてわずかながら入手できるようになった。
料理は刺し身、カルパッチョ、握り、湯引き、フライ、包み焼き、骨酒など豊富にそろえた。単品やコースで提供されるが、入手数が少ないため、常時は提供できないことも。コースは事前予約が必要で、5000円程度となる。
地元では試食会が開かれ、参加した男性は「臭みがなく、さっぱりとしていて歯応えがあった。おいしくいただいた」と感想。料理長の手口均さんは「ほかでは食べられない幻の魚。ぜひ、一度味わっていただければ」と話している。
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