冬タイヤいつ交換? 履き替え時期や保管方法などの注意ポイントとは


3/16(土) 9:00配信

くるまのニュース

冬タイヤはいつ夏タイヤに履き替えるべきか?

 冬のシーズンに活躍をしたスタッドレスタイヤから、「夏タイヤノーマルタイヤ)」に履き替えるタイミングはなかなか難しいものです。交換後に予期せぬ降雪の可能性もあります。


 また、次の冬までスタッドレスタイヤを保管するにもどのように保管をすれば良いのかも悩ましいもの。最適な履き替えタイミングや保管方法とはどんなものなのでしょうか。

 スタッドレスタイヤは、凍結路や雪道での性能に特化したタイヤです。乾燥道路や濡れた道路での走行も想定されていますが、夏には夏タイヤ、冬にはスタッドレスタイヤを装着するのが望ましいといえます。

 スタッドレスタイヤの履き替えタイミングについて、横浜ゴムは次のように説明しています。

──スタッドレスタイヤから夏タイヤには履き替える最適なタイミングはいつでしょうか。

 基本的には雪が降らなくなったらなるべく早く交換することを推奨しています。また、早期交換のメリットとして以下の様なことがあげられます。

「安全性の向上」
一般的に、夏タイヤの方がスタッドレスタイヤより雨の日の制動性能が高いため、安全性の向上につながります

「燃費の向上(経済性向上)」
夏タイヤの方がスタッドレスタイヤより、燃費性能に優れているため、早めの履き替えを推奨します。(ゴムの柔らかさや重量の関係上)

「交換作業の繁忙期を避ける」
繁忙期前の交換で、店頭での待ち時間が減り、短い時間での交換ができます。

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 また、2018年3月26日には東京で降雪を記録したこともあるため、都市部でも3月いっぱいはスタッドレスタイヤを履いていたほうが良さそうです。
冬タイヤいつ交換? 履き替え時期や保管方法などの注意ポイントとは

正しい保管方法でタイヤを長持ちさせよう
夏タイヤスタッドレスタイヤの注意ポイント

 スタッドレスタイヤから夏タイヤに履き替えた際に、気をつけておきたいポイントがいくつか存在します。とくに、自分で交換作業した場合、装着した夏タイヤの「空気圧」は必ずチェックが必要です。

 冬の間、保管されていた夏タイヤは空気圧が低下し、装着後にそのまま走行をすると「燃費悪化」や「タイヤ損傷」「性能低下」などの悪影響を及ぼします。

 クルマ毎に異なりますが、適正な空気圧は運転席側のドアを開けた場所に記載されていることがほとんど。また、タイヤの空気は自然と抜けていき、約1ヶ月で大きく低下するため、定期的なチェックが必要です。

 一方で、外したスタッドレスタイヤの保管方法も気をつけておきたいポイント。スタッドレスタイヤの寿命をのばし、次の冬でも性能を最大現に発揮させるには、どうしたら良いのでしょうか。前出の横浜ゴムは次のように話します。

──外した冬タイヤの保管方法をお教え下さい。

 第一に、暗く涼しい場所で保管ください。シーズン後に使用したタイヤを保管する場合、タイヤは直射日光、雨水、油、熱等に弱いため、直射日光や雨にさらされる場所に置いておくとゴムの劣化スピードが早まります。

 保管する場合は、暗く涼しい所に置くことが大切。またホイール付で保管する場合は、ゴムやコードの緊張状態を和らげるため、空気圧を半分程度にすることをおすすめします。

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 タイヤメーカー各社では、スタッドレスタイヤを適正に保管した場合、「新品のスタッドレスタイヤ」であれば3年から4年は性能を保つとアナウンスしています。

 次の冬シーズンでも、安全な雪道ドライブをするために、正しい保管方法を覚えておくことが重要です。

くるまのニュース編集部

個人の意見

 自分はサクラが咲いたら、ノーマルへ戻すことにしている(小さなフロアジャッキとウマを2基持っているので、それで上げつつ落下防止にカマせながら十字レンチで外している。ついでにタイヤを外さないと見えない場所のメンテナンスもしている)。
 しかし過去、サクラの花に雪が積もるような年もあった。