飛び散る泥に歓声 八代市鏡町でフナ取り神事


4/7(日) 20:52配信


飛び散る泥に歓声 八代市鏡町でフナ取り神事
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フナを捕まえて観客の子どもらに手渡す男性=八代市

 締め込み姿の男たちが無病息災を祈り、泥だらけになって池のフナなどを捕まえる「フナ取り神事」が7日、熊本県八代市鏡町の鏡ケ池であった。近くにある印鑰[いんにゃく]神社の春季大祭の呼び物で、多くの見物客でにぎわった。

 5世紀初め、祭神の蘇我石川宿禰[そがのいしかわのすくね]が暴徒鎮圧に来た際、地元の若者が池で捕まえたフナを献上したという故事に由来する。

 神馬[しんめ]を先頭に町内を練り歩いた神幸行列が鏡ケ池で神事。神酒でほろ酔いになった地元消防団員ら約70人が爆竹の合図で勢い良く池に飛び込み、フナや泥を観客に放り投げると、あちこちで歓声が上がった。

 泥に当たると縁起がいいとされるため、顔に塗られて記念写真を撮る子どもも。有佐小に今春入学する橋口空叶君は「顔に泥を塗られて気持ち悪かったけど、楽しかった」と話していた。(福田寿生)

個人の意見

 神事にコイは多いけれど、フナは珍しい。