TBSテレビ『この差って何ですか? 』2018年4月17日放送“「米麹の甘酒」と「酒粕の甘酒」の差”

 昨夜、TBSテレビの番組『この差って何ですか? (毎週火曜、よる7時~)』で放送された『「米麹の甘酒」と「酒粕の甘酒」の差』が面白かった。


坂上忍&杉咲花が初登場☆杉咲花の笑顔に加藤浩次も大興奮!! 4/17(火)『この差って何ですか?』【TBS】

 詳細は公式ウェブを参照していただきたいが、何かの都合で消えてしまうといけないので、一部を以下へCopy and Pasteする。

www.tbs.co.jp

3)「米麹の甘酒」と「酒粕の甘酒」の差

専門家:白澤卓二(お茶の水健康長寿クリニック)先生

この差は…
(1)「疲労回復」には、「米麹の甘酒」
(2)「ダイエット」には、「酒粕の甘酒」
(3)「寝つきが良くなる」には、「酒粕の甘酒」
(4)「肌荒れ対策」には、「米麹の甘酒」

「米麹の甘酒」は砂糖・アルコールなし、「酒粕の甘酒」は砂糖・アルコール入りであることが大きな違いとなる。

〇「米麹の甘酒」の作り方は?
どちらの甘酒も、日本酒を造る工程でできるものが原料になっている。日本酒を製造する際は、まず蒸したお米に麹菌を付ける。麹菌の作用で、お米にカビが生えたような状態になり、これが「米麹」。この「米麹」にお湯を加えて一晩おいたものが「米麹の甘酒」。原材料は「米麹」とお湯だけなので、「米麹の甘酒」には砂糖・アルコールは入っていない。

〇「酒粕の甘酒」の作り方は?
日本酒を作るには、先ほどの「米麹」に清酒のもとになる清酒酵母を入れて、さらに蒸したお米と水を加えてアルコール発酵させて「もろみ」を作る。その「もろみ」を機械でしぼると日本酒が完成する。そのもろみをしぼるときにしぼりかすとして残るのが「酒粕」。その「酒粕」をお湯に溶かし砂糖を加えたものが「酒粕の甘酒」となる。「酒粕の甘酒」には砂糖・アルコールが入っている。

〇疲労回復に効果のある「飲む点滴」は、「米麹の甘酒」だけ!
江戸時代から夏バテ予防など疲労回復のため冷たく冷やして飲まれていた「甘酒」だが、疲労回復により効果的なのは「米麹の甘酒」。

酒粕の甘酒」の甘味成分が「砂糖」なのに対して、「麹菌の甘酒」は、お米に含まれるデンプンを麹菌が分解することで生じる「ブドウ糖」が甘味の成分となっていることがポイント。

ブドウ糖」はそれ以上分解できない糖なので、脳でそのまま使え即効性がある。病院の点滴でも、「ブドウ糖の点滴」をすると血液中にブドウ糖が増えて、脳ですぐに使われることから、疲労は瞬間的に回復される。そのため、「飲む点滴」と呼ばれるのは「米麹の甘酒」だけ。

〇ダイエットに効果的なのは、レジスタントプロテインが含まれる「酒粕の甘酒」。
酒粕」には、元々米の中に入っている「レジスタントプロテイン」と呼ばれる「たんぱく質の一種」が含まれている。「レジスタントプロテイン」は、油と一緒になって、油を排出してくれるため、油が吸収されないので太らない。

「油の排出能力」が高いため、「酒粕の甘酒」の方がダイエットに効果的と言える。砂糖が加えられているが、「砂糖」の方が「ブドウ糖」よりも少ない量で甘くすることができるので、カロリーは「米麹の甘酒」よりも抑えることが出来る。

〇睡眠効果により寝つきが良くなるのは、「酒粕の甘酒」。
日本酒の製造工程では、「酒粕」を作る前に、清酒酵母を使って「米麹」をアルコール発酵させている。最近の研究では、眠気を誘う脳の物質として注目されている「アデノシン」は、脳の中で濃度が高まってくると、非常に眠気を誘い、良い睡眠に入ることができる。

清酒酵母は「アデノシンの作用」を強めることから、速やかに睡眠に入ることが出来て、いい睡眠が誘導されるということがわかってきた。「酒粕の甘酒」はアルコール分1%以下のため、アルコールの障害なしに良い睡眠にすることが出来る。

〇「飲む日焼け止め」になるほど肌荒れ対策に効果的なのは、「米麹の甘酒」!
「米麹の甘酒」には、「エルゴチオネイン」という「ビタミンC」よりも強い「抗酸化作用」があり、肌の老化を抑制する効果があると言われる成分が入っている。紫外線を受けても炎症を起こしにくくなるため、「紫外線対策」になる。「飲む日焼け止め」ともいえる。

〇飽きずに飲めて、健康効果アップが期待できる白澤先生「オススメ甘酒レシピ」♪
「トマトジュース甘酒」…甘酒100cc+トマトジュース100cc
リコピンの抗酸化作用で老化防止!

「きな粉甘酒」…甘酒100cc+きな粉小さじ1
→食物繊維で血糖値の上昇を抑える!

「豆乳甘酒」…甘酒100cc+豆乳100cc
大豆イソフラボンで骨を強化!

 

“ここから個人の意見”

 食品展示会へ行くと、見渡す限り『甘酒』ばかりで驚いてしまう。

選択肢が増えただけに、目的と用途で選びたい。