「第一回アジアヘラ釣り交流大會」

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 まずは絶賛発売中の「月刊 へら鮒」を読んでいただくとして、
ここではその補足をしておきます。

選手紹介

●中国
「閻景全」選手
北京 57歳
第九屆鴨鴨杯個人 冠軍
全國大師級比賽 覇主(特級大師稱號)

「呂中勝」選手
湖北 37歳
首屆光威釣王杯個人 冠軍
全國釣魚錦標賽PK總決賽 冠軍

「王永貴」選手
江蘇 40歳
全國一級大師稱號
99~00年 全國釣魚錦標賽個人 冠軍

「黃適之」選手
廣州 53歳
全國比賽個人總成績亞軍冠軍(一級大師稱號)
釣王杯總決塞個人

「李維新」選手
廣州 53歳
97年全國釣王杯 冠軍
全國一級大師稱號

 中国には5人の国家認定“一級大師”がいる。
相当な腕前であることを意味しており、権威ある称号とのこと。
サッカーでは「眠れる龍」と呼ばれる中国だが、釣りでは潜在能力を発揮し、覚醒している。

●日本
「萩野孝之」選手
中国の冊子では「荻野孝之」

「伊藤さとし」選手
冊子では「伊藤智」

「吉田康雄」選手

「中澤岳」選手

「小山圭造」選手
冊子では「小山圭」

 各媒体は配布された冊子で記事を作成するため、
固有名詞は誤ったまま掲載されている(ネット検索などする場合、注意したい)。
3人は、丸九特約名人(マルキューインストラクター)と紹介されていた
(中澤選手は、戦歴が長過ぎて、この表記は割愛された)。

●韓国
「宋淳聖」選手
SONG SOON SUNG
49歳
シマノ韓国へらインストラクター
Herarex Club 会長


「元貞喜」選手
WON JEONG HEE
39歳
宋淳聖選手の推薦
JAPAN CUP IN KOREA第4位

 韓国は、ティラピアスズキ目シクリッド科の魚で、日本ではイズミダイまたはチカダイと呼称)の大会と重なったらしく、選手を5人招集することが難しかったという話だ。
チェーガ(最強)を自負するチームだったので残念だ。

●香港
「鄭志興」選手
Cheng Chi Hing
44歳
02年香港池釣羅非公開賽 第1名
05年香港中秋杯羅非公開賽 第1名

「朱顥利」選手
Cyu Hin Lee
57歳
98年第8屆廣東省釣魚賽康樂杯 第2名

「楊偉志」選手
Yeung Wai Chi
48歳
96年第6屆廣東省釣魚賽個人 第3名
06年香港白鲫公開賽 第1名

「葉偉基」選手
Yip Wai Kee
44歳
98年全港公開手竿釣魚賽(總尾数)第1名
98年第8屆廣東省釣魚賽康樂杯 第1名
99年香港馬拉鬆池釣賽全年第1名

「林偉強」選手
Lam Wai Keung
49歳
98年全港公開手竿釣魚賽(總重量)第1名
99年香港新華千禧杯釣魚賽個人(總尾数)第1名
01年香港馬拉鬆筏釣公開賽全年總冠軍
02年全年海釣賽全年總冠軍
06年香釣友同樂杯賽 第2名

アジア屈指の世界都市である香港は、海釣りも楽しめることで知られる。
そのためか、海とフナ釣りの両方に長ける選手もいる様子だ。
林偉強選手の戦歴にそれらしき成績がうかがえる。

●台湾
「劉威聰」選手
台湾 48歳
98年臺灣省全國塞個人冠軍
00年臺灣池釣大塞個人冠軍

「李宜學」選手
台湾 39歳
97年臺灣省池釣塞個人冠軍
03年SHIMANO杯大塞冠軍

「許祟文」選手
台湾 40歳
01年臺灣省池釣大塞季軍
02年臺灣省塞個人季軍

「葉世章」選手
台湾 47歳
99年臺灣省全國塞個人冠軍
02年SHIMANO杯大塞冠軍

「陳文忠」選手
台湾 28歳
02年臺灣省全國塞個人冠軍
03年臺灣池釣大塞冠軍

台湾の「がんばれ」は「加油」。
火に油を加えて燃え上がらせると言う意味だろう。
情熱的らしく、本当だったら太鼓を叩いて応援したかったのではないか。

 日本選手の仕掛け(12尺&エサは大会スポンサーの製品限定だった)

 釣り人は、仕掛けからある程度、現地の状況を感じることができるはず。
参考まで。

■中澤 岳の仕掛け
●竿:シマノ【飛天弓 風刃】12尺
●ミチイト:シマノアクアダイン 朱弦 みちいと】0・8号
●ハリス:シマノアクアダイン 朱弦 ハリス】0・4号20cm-25cm
●ハリ:上下グラン鈎4号
●ウキ:夢想ニュータイプ9号パイプトップを、1本半の上バリトントンに装着。最終的に底から10cm離す
●エサ
麩鲫 1杯
水 0・9杯
「(アタリを出すため投餌方法を)振りきりとチョイ落とし込みの併用をする」

■萩野孝之の仕掛け
●竿:シマノ【飛天弓 風刃】12尺
●ミチイト:シマノアクアダイン 朱弦 みちいと】0・8号
●ハリス:シマノアクアダイン 朱弦 ハリス】0・4号30cm-40cm
●ハリ:上下バラサ5号
●ウキ:【一志 パイプスラント】3番 を、底から20~30cm離す深宙釣り
●エサ
すべて単品で作り

神速 単品
ブレンド
神速2杯
麩鲫1杯
ブレンド
神速2杯
集魚鲫1杯
を打ち分ける。

ちなみに吉田康雄氏の仕掛けは以下の通り。
●竿:シマノ【嵐馬 12尺】
●道糸:東レ【将鱗へらスーパープロPLUS 道糸】0・8号
●ウキ:【吉田作 浅ダナPCストローク】2番 エサ落ちは下から2目盛沈め
●ハリス:東レ【将鱗へらスーパープロPLUS ハリス0・4号35-45cm
●ハリ:【鬼掛へら 喰わせヒネリ】4号

 成績は“へら鮒(「裁判員」と呼ばれる審判の判定)”の総重量で順位を決定して、
その順位毎に点数を配し、点数が少ないものが勝利となる算出方法だ。
1位が1点、2位が2点で5人だから最低は5点。
2試合あるので、どちらも1位ならば2点、2試合とも最下位は10点。
 同重量の場合は、点数の平均値を獲得。
例えば、あるブロックの成績が「10kg、10kg、9kg、8kg、7kg」だったとする。
1位は2人いるが、1位の1点+2位の2点=3点で、その平均だから3点÷2人で1・5点。
「10kg(1・5点)、10kg(1・5点)、9kg(3点)、8kg(4点)、7kg(5点)」となる。
この算出方法は、各順位で応用され「10kg(1点)、8kg(3点)、8kg(3点)、8kg(3点)、0kg(5点)」は「(2+3+4)÷3=3」の計算がされた配点だ。
 全員がオデコだと(1+2+3+4+5)÷5=3で、ブロック全員が3点なのだ。
 ちなみに、棄権すると無効になる。

 チーム戦の総合成績は、5人の総合点数が少ない順に決定する。
点数が同じになったときは、2試合のチーム総重量で重い方が勝利。
さらにこれも同じ場合、
チーム内でトップ成績である選手個人の「総合成績」で比較し、
点数の少ない方が勝ちとなる。
 これでまた同じ成績ならば、同様にトップ成績の選手による、
各試合毎の個人成績で比較する。それでも決まらなければ、抽選なのだ。


個人戦の結果

第一名:日本 萩野孝之 5分
第二名:香港 鄭志興 6・5分
第三名:台湾 陳文忠 7分
第四名:中国 呂中勝 7・5分
第五名:台湾 劉威聰 8分

団体戦の結果

第一名:中国7分
第二名:日本12・5分
第三名:台湾15分
第四名:香港16・5分
第五名:韓国(参加人数が満たないため)


 画像は、ブログ「日中魚釣倶楽部(蘇州)=中日钓鱼俱乐部(苏州)」
http://blogs.yahoo.co.jp/fishingclub_sz
に掲載された、中国のフナとヒラウオ。


ちなみに「魚」+「即」=フナ・・・という意味の字のようです。