無免許で梅酒製造、販売 船場吉兆本店と博多店

無免許で梅酒製造、販売 船場吉兆本店と博多店
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071225-00000066-san-soci

12月25日16時24分配信 産経新聞

 船場吉兆大阪市中央区)による偽装表示事件で、
同社が無免許で梅酒を製造し、
本店や福岡市内の博多店で販売していたことが
25日、わかった。

酒税法に抵触する疑いがある。

 船場吉兆側は
国税当局から指摘があり、
現在調査を受けている。
詳しいことはまだわからない」
と話している。

 関係者によると、
船場吉兆酒類販売の免許はあるが、
製造免許は取得していない。

 しかし、調理スタッフが梅を漬け込んで梅酒を自家製造し、
食前酒などとして客に提供していたという。

 博多店では平成11年ごろからメニューに載せ、
グラス1杯700~800円で販売。

 本店ではそれ以前から梅酒を提供していた。

 博多店の関係者は
「本店ではずっと梅酒を出していたので、
博多店もその流れをくんでメニューに加えた。
酒税法は特に意識していなかったのではないか」
と話している。

 無免許で梅酒を製造・販売していたことは、
船場吉兆農林水産省に提出した
「改善報告書」
の中でも触れられておらず、
経営陣に違法性の認識がなかった可能性もあるとみられる。