秋田の「幼虫チョコ」、連日1時間で完売の人気商品に

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1月19日13時50分配信 秋田経済新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080119-00000000-hsk_ak-l05

イトーヨーカドー秋田店(秋田市中通2、TEL 018-836-5077)で開催中の「秋田県南地域大物産展」で販売するカブトムシの幼虫を模したチョコレートが、連日販売開始1時間で完売する人気商品になっている。

 同物産展は、秋田県南6市町村に本店を持つ22店が菓子類や漬け物などを出品し、同地域の特産品の販路拡大を目的とする企画販売展で、連日「予想以上にお客さまに来店いただいている」(同店・石川さん)というにぎわいを見せている。

 なかでも、創作和菓子・洋菓子店「小松屋本店」(横手市、TEL 0182-32-0369)が販売するカブトムシの「幼虫チョコ」(210円)と「成虫チョコ」(1,000円)は、「1人で10個欲しいというお客さまや、バレンタインまで取っておきたいというお客さまが開店前から並んだ」(販売担当者)という人気ぶり。秋田市では初めての販売にもかかわらず、連日用意する50個~100個は開店1時間ほどで完売する。17日に来店した女性は、「売り切れ」の表示を見て「友人からの噂では聞いていたが、買えなくて残念。明日は開店時間に合わせて来るつもり」と話していた。

 「幼虫チョコ」は、2005年に一時的な企画商品として作ったものをインターネットで販売したところ、リアルに再現した「キモカワイさ」がうけ、これまでに3,000個以上を販売。その後、「成虫チョコ」もラインナップに加えた。「幼虫」はフレーク入りのハイミルクチョコレートで成形した胴体をホワイトチョコレートでコーティングし、「さきいか」の足や「オレンジピール」の口を付けて本物そっくりに仕上げている。「成虫」は「するめを使った足にスイートチョコレートをコーティングして艶を出している」(同店)などの工夫も。

 同社の小松貞吉社長は「菓子職人としてのこだわりから、ここまでリアルに作ってしまった。1日に1,000匹作ったこともあるが、他の商品も作らなければならないので400匹が限界(笑)」とし、「見て楽しく食べておいしい商品になるよう心がけている。成虫は子どものためにと親御さんが買い求めてくれることが多い。商品も幼虫から成虫が生まれたように、形だけではなく味も成長させたい」と話している。

 同商品は特産展などに出品するほかは、インターネットによる予約販売のみ行っており、現在「サンシャインシティ」(東京都豊島区)で開催中の「チョコスイーツ博覧会」にも、「幼虫200匹(300円)と成虫50匹(1,200円)を毎日発送している」(同)という。

 同物産展の販売時間は10時~18時。1月20日まで。