鮒寿司じゃなくて信州「鮨鮒」=140年ぶり復活=

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4月22日19時32分配信 毎日新聞


 長野県の諏訪湖漁業協同組合(藤森貫治組合長)は、諏訪湖産のフナを発酵させた保存食「鮨鮒(すしぶな)」を約140年ぶりに復活させ、22日から販売予約の受け付けを始めた。価格は3500円~。

 江戸時代は珍味として幕府にも献上された鮨鮒。明治に入って伝統が途絶えていたため、08年から復活を試みていた。

 フナの名物は琵琶湖の「ふなずし」が全国区。諏訪湖漁協は滋賀県の関係者から教えも請うたが、「気候が全く違う。独自の製法復活に苦労した」と胸を張る。名前も江戸時代そのままで、決して逆さにしたわけではないそうだ。問い合わせは同漁協(0266・52・4055)。【武田博仁】


4月23日12時52分配信 毎日新聞

 ◇「ぜひ味わって」
 諏訪湖産のフナを使った「鮨鮒(すしぶな)」の製造に取り組んでいた諏訪湖漁業協同組合(藤森貫治組合長)が一般への販売態勢を整え、22日から予約の受け付けを始めた。江戸時代に諏訪を治めた旧高島藩が徳川幕府に献上した名物を140年ぶりに復活させただけに、関係者の喜びもひとしお。漁協は「とてもおいしいので、ぜひ味わってほしい」とPRしている。
 鮨鮒は乳酸菌の発酵を利用した保存食。諏訪湖の鮨鮒は江戸時代、薬膳(やくぜん)料理や保存食として重用された。珍味・美味な名物として幕府に献上され、将軍らが食していたという。しかし、製造に手間や時間がかかるため、明治以降は作られなくなった。同漁協は08年から試作品の製造を始め、商品化を目指していた。
 関係者らが22日、諏訪湖とかかわりが深い諏訪市の八剣(やつるぎ)神社で鮨鮒復活を祝って神事を行った後、切り身の試食会を開催。「乳酸菌によるすっぱさはあるが、くさみもなくおいしい」「塩辛くて酒のつまみにぴったり」「お茶漬けにも良さそう」などと、出席者には好評だった。漁協によると、製法はふなずしを作っている琵琶湖(滋賀県)の関係者にも学びながら、独自に研究を重ねたという。
 今回販売するのは、09年春に漬け込んだ700匹。抱卵した雌が中心で、はらわたやうろこを取って半年間塩漬けに。一度塩を抜いて日陰干しにした後、諏訪産コシヒカリとともに本漬けをした。十分に発酵が進む9月初旬に、購入者へ発送する予定だ。5月には来年販売分の3000匹を漬け込む予定で、こちらの予約も受け付けるという。
 価格は、大きさ別に中(全長20~25センチ)が3500円、大(同25~35センチ)が6000円、特大(同35センチ以上)が7500円(いずれも送料、消費税別)。「なるべく安くという要望があり、琵琶湖のものより3割ほど安くした」と同漁協。予約は漁協や諏訪地方の川魚店などで扱う。問い合わせは諏訪湖漁協0266・52・4055。【武田博仁】


4月22日19時25分配信 毎日新聞

 長野県の諏訪湖漁業協同組合(藤森貫治組合長)は、諏訪湖産のフナを発酵させた保存食「鮨鮒(すしぶな)」を約140年ぶりに復活させ、22日から販売予約の受け付けを始めた。価格は3500円~。

 江戸時代は珍味として幕府にも献上された鮨鮒。明治に入って伝統が途絶えていたため、08年から復活を試みていた。

 フナの名物は琵琶湖の「ふなずし」が全国区。諏訪湖漁協は滋賀県の関係者から教えも請うたが、「気候が全く違う。独自の製法復活に苦労した」と胸を張る。名前も江戸時代そのままで、決して逆さにしたわけではないそうだ。問い合わせは同漁協(0266・52・4055)。【武田博仁】


個人の意見

 もう時期、信州旅行に最適な季節になりますね~。