グローブライドが越移管拡大。中国工場は内販、ベトナム・インドシナを釣具輸出拠点に

【ベトナム・インドシナ】グローブライドが越移管拡大：釣具輸出拠点に、中国工場は内販へ

6月1日8時30分配信 NNA
　スポーツ用品やダイワブランドの釣り具を生産するグローブライド（旧称：ダイワ精工、本社：東京都東久留米市）は、中国工場で手掛けてきた釣り具の欧米向け普及価格品（低価格品）の輸出生産の主力を、2012年をめどにベトナム工場に移管する。

　秒読み段階とうわさされる人民元切り上げや賃金上昇による輸出への影響を回避するため、中国工場（広東省東莞市）は将来的に中国国内向けの普及品・中級品の生産を開始し、ベトナム工場が日本を含めた世界市場へ輸出するための生産拠点の中心となる。

　ベトナム工場は中部ダナン市ホアカイン工業団地に位置し、グローブライドの100％出資現地法人ダイワ・ベトナムが運営する。2005年９月に設立し、翌年９月に生産を開始。従業員は現在1,700人で、ビギナー向け普及価格の釣り具などを生産している。

　ベトナム工場が輸出生産の中心になる12年には、2,000人規模の生産体制とし、リールの生産量を現在の月産15万個から同20万個に引き上げたい考え。部品・部材の内製化も進め、06年９月の稼働当初は10％だったベトナムでの国内調達率を大幅に引き上げる意向だ。生産拡大に伴う設備増設も視野に入れている。

　グローブライドの広報担当者によると、同社の海外生産体制は12年をめどに、

◇ダイワ精工タイランド、中・高級品を引き続き生産
◇中国工場（リール工場は12年をめどに単独資本化も検討）、
中国国内向け普及品・中級品生産中心にシフト
◇ダイワ・ベトナム、普及品などを生産し日本を含めた全世界に輸出するとともに、
外注していた製品の取り込みやＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）を実施

──の構図になる計画という。

個人の意見

　Yahoo!ニュースで取り上げられていたので、スクラップしました。