魚の放射性物質調査 東電、今月から20キロ圏内で


河北新報 2月29日(水)6時10分配信
 福島県漁連の組合長会議が28日、福島県いわき市で開かれ、東京電力が福島第1原発から20キロ以内の海域で3月、魚の放射性物質調査を始めることを説明した。20キロ以内では海水や海底の土の調査は行われていたが、魚の採取調査は初めて。相馬双葉、いわき市の両漁協が協力し、3~5月に月4回実施する。
 組合長会議では、県水産試験場が「海底に生息する魚から、暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える数値が検出されているが、海水や、水深が浅い海域の泥は放射線の数値が減少している」と報告。県漁連は4~5月、コウナゴやシラスの試験操業を目指すことを決めた。
 県漁連は、水産庁の漁業復興支援事業を活用するため、3月中にプロジェクトチームを発足させる。漁業、流通関係者らが漁業再開に向けた操業計画を策定する。
 県漁連の野崎哲会長は「検出される放射性物質が、一部の魚種を除いて増えていないのは心強い。遅々とした歩みだが、着実に漁業再開に向けて進んでいる」と話した。

最終更新:2月29日(水)6時10分

個人の意見

>県漁連の野崎哲会長は
>「検出される放射性物質が、一部の魚種を除いて増えていないのは心強い。
>遅々とした歩みだが、着実に漁業再開に向けて進んでいる」と話した。

 一部の魚種ってなんだろう。




>Q. 湖や河川等の淡水の水産物への影響はどうでしょうか

>A 湖や河川等の淡水についても、放射性物質が大気中から水面に降下することや周辺の山や土地等に降下した放射性物質が雨水や地下水から流れ込むことが考えられます。

>これまで(2月28日現在)の水産物放射性物質調査において、アユ、ヤマメ、ウグイ、ワカサギ、イワナホンモロコ(養殖)で暫定規制値を超える値が検出されており、引き続き、淡水域の水産物についても広く調査を行います。


>Q.海水や食物連鎖によって魚の体内で放射性物質が濃縮、蓄積しませんか
(中略)
>なお、淡水魚については、海産魚に比べて放射性物質の排出に要する時間が長いことが知られています。淡水魚についても、広く放射性物質の調査を行います。