レンギョを弓で射る「駆除を楽しむ」アトラクション 米国


AFP=時事 7月16日(月)16時57分配信
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【AFP=時事】米イリノイ(Illinois)州ピオリア(Peoria)を流れるイリノイ川(Illinois River)で、増えすぎた外来種のコイをアーチェリーの弓で射って駆除する「スポーツアトラクション」がひそかな人気となっている。

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 アジア産コイの一種、ハクレンは神経質な魚で、ボートのモーター音に驚いて水面高く飛び跳ねる習性がある。この習性を利用し、消防士のネイサン・ウォリック(Nathan Wallick)さんは2011年の夏、楽しみながらハクレンを駆除できる「ピオリア・カープ・ハンターズ(Peoria Carp Hunters)」を副業として立ち上げた。

 1970年代に水質浄化を目的に米国に持ち込まれたハクレンは、90年代初頭の洪水でミシシッピ川(Mississippi River)に大量に逃げ出した後、米中西部を中心に急速に繁殖を拡大して在来種を駆逐。「水中の掃除機」と呼ばれて嫌われているほか、釣りやボート遊びなどにも多大な影響を及ぼして問題となっている。

 米国ではコイを食べる習慣はないが、被害の大きい地域の各自治体はハクレンを「シルバーフィン(silverfin)」「ケンタッキー・ツナ(Kentucky tuna)」などと名付けて「ご当地グルメ」化しようと努めている。刑務所や困窮者向けの食材にしようとの議論もある。

 とはいえウォリックさんは、射るのは楽しいが食べる気はしないと一蹴。「ピオリア・カープ・ハンターズ」の顧客が仕留めたハクレンは全て、自宅近くに投棄してコヨーテの餌にしているそうだ。【翻訳編集】 AFPBB News

個人の意見

 いつも一般紙(誌)はレン公をコイと呼ぶが、とてつもなく違和感を感じる。

 自分にとってコイは、水神・龍に通じる崇高な魚だ。
端午の節句では庭に鯉のぼりを上げて、七五三では真鯉柄の青い着物でお宮へお詣りした。
もっと身近な話では子どもの頃から、釣行時とてつもない引き味で遊んでくれた素晴らしい魚である。

 生活のなかで教育され、コイ(鯉)は神事に用いられる魚であると自覚している。
オリンピックイヤーだし、大和魂とヤマトゴイ、どちらも混じりっけなしで大事にしたいものだ。

> 米国ではコイを食べる習慣はないが、被害の大きい地域の各自治体はハクレンを「シルバーフィン(silverfin)」「ケンタッキー・ツナ(Kentucky tuna)」などと名付けて「ご当地グルメ」化しようと努めている。


 レン公のツナサンド・・・ツナマヨにしたらどんな魚でも食べられそう。
「富士ふぐ」は、アメリカナマズのてっさ(フグに見立てた刺身)でしたね。


>刑務所や(略)の食材にしようとの議論もある。

 一瞬、レン公を食べる刑罰なのかと思った。