グレープフルーツビール


女子SPA! 4月22日(水)16時21分配信

 新年度にゴールデンウィークと、なにかとお酒の機会が増えるこの季節。美容やダイエットを意識している女性にとっては、心を悩ませる時期でもありますよね。カロリーや翌朝の肌荒れが気になったり、お酒に弱いとカラダに負担になることも。


 そんな、お酒にまつわる悩みを“ひと手間”で解消してくれる、“とっておきのビール”があるそうなんです。美容にも良いことから、美意識の高い女性の間では秘かな人気となっているそのビールのつくり方を、“美人すぎるフレアバーテンダー”として名を馳せる富田晶子(とみたしょうこ)さんに伝授していただきました。
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 ボトルやシェーカーなどを用いて、パフォーマンスを行いながらカクテルをつくることを“フレアバーテンディング”と呼ぶのですが、富田さんはその技術を持つフレアバーテンダーとして活躍中。フレアの技を競い合う数々の大会で賞を受賞し、「Jam Session 2009 in グアム 世界大会」では、女性として世界初の優勝を果たした実力派です。

「フレアはパフォーマンスの要素が大きいですが、あくまでも“カクテルをつくる過程”。完成したカクテルの味や見た目も大切にしています」と語る富田さん。カクテルは繊細で、組合せやわずかな量の違いで美味しさが変わってくるといいます。

 また、「お酒を飲んでいるときだけでなく、飲んだ後も美味しかった思い出がずっと残ってくれるように」と、後口や酔い加減も意識してつくっているそう。

◆女性に嬉しいグレープフルーツカクテル

 そんな富田さんが手掛けるカクテルにはファンも多く、お酒にあまり強くない常連客も多いとか。

「お酒の弱いかたや飲み慣れていないかたには、グレープフルーツを用いたカクテルを提供することが多いです。グレープフルーツはレモンやライムに比べて酸味と甘みのバランスがとれているので、味全体がマイルドになって飲みやすくなるんです。カロリーが低いうえ、美容効果の高いビタミンCが豊富に含まれているので、女性にはとくにオススメですよ」

◆グレープフルーツビールのつくり方

 さっそく、グレープフルーツを使った“とっておきのビール”のつくり方を伺いました。

「つくり方はとってもかんたん。グレープフルーツをスクイズした生絞り果汁に、ビールを注ぐだけです」

 グレープフルーツにビールを注ぐ?

 聞きなれない組合せに一瞬戸惑いますが、「ビールをベースにしたカクテルを“ビアカクテル”というのですが、グレープフルーツと併せたビールは味も香りも爽やかになります。ビールの苦味が抑えられるので、苦手な人でも無理なく飲める優しい味になるんです」

1)グレープフルーツを絞り……

2)グラスに注ぐ

3)その上にお好みのビールを注げば

4)「グレープフルーツビール」の完成!グレープフルーツとビールの割合は1対1が富田さんのオススメ。

「グレープフルーツにはアルコールの分解を手助けする“フルクトース”や、肝臓の負担を減らす“イノシトール”などの成分も多く含まれているので、二日酔いや悪酔いの解消にも効果的。見た目の色合いもキレイだから女性らしさも演出できて、いいこと尽くめなんですよ」

 絞ったときに感じる香りからも効果を得られるため、生絞りのグレープフルーツ果汁を使うことがポイントです。なかでも富田さんが愛用するフロリダ産グレープフルーツは、酸味と甘みのバランスが良く、肉厚で果汁もたっぷり。3~5月が旬なので、今の時期は格別の美味しさを味わえるそうです。

 試飲してみたところ、驚くほどビールの苦味が消えて、グレープフルーツのほのかな風味とビールのコクがマッチしたまろやかな口あたりです。

 また、グレープフルーツには、果肉の白い「ホワイトグレープフルーツ」と、ピンク色の果肉が特徴の「ルビーグレープフルーツ」があります。爽やかな風味を楽しみたければホワイト、甘みがほしければルビーがオススメだそう。

⇒【後編】『食事の最初に。「グレープフルーツ・ファースト」のススメ』に続く http://joshi-spa.jp/243352

<TEXT/女子SPA!編集部>

個人の意見

>「グレープフルーツにはアルコールの分解を手助けする“フルクトース”や、肝臓の負担を減らす“イノシトール”などの成分も多く含まれているので、二日酔いや悪酔いの解消にも効果的。見た目の色合いもキレイだから女性らしさも演出できて、いいこと尽くめなんですよ」


 高血圧の薬(カルシウム拮抗薬)を飲んでいる人は、ご注意を。