<伊豆沼>バス侵入許さぬ ため池で駆除

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河北新報 12月6日(日)11時35分配信

 宮城県栗原市一迫柳目の農家らで組織する大館環境保全会は、県伊豆沼・内沼環境保全財団などの協力を受け、地元の「葉の木沢上ため池」で特定外来生物の魚オオクチバスブラックバス)を駆除した。川を介してバスが下流の伊豆沼へ侵入するのを防ぐ。保全会は「伊豆沼だけでなく、水系全体の生態系を守りたい」と話す。


 池は幅約150メートル、奥行き約400メートルあり、最深約10メートル。池の水はあらかじめ2週間かけて抜いた。駆除は11月30日に行われ、保全会員や財団職員、栗原市築館の環境保全団体「ナマズのがっこう」のメンバーら23人が参加した。胴長姿の参加者は、ぬかるむ泥に脚を取られながら、タモ網を手に水たまりの魚を追い掛けた。

 駆除されたバスは267匹。最大は生後約5年ほどで体長38センチだった。成長途上の個体が多く、放流後の年数はたっていないとみられる。在来種のコイやフナも約500キロ捕れた。

 駆除はことしで3回目。保全会の佐藤則明代表は「バスが意外に少なくて幸いだった。あと1、2年たつと爆発的に増えるところだった」と胸をなで下ろした。かつては年齢問わず付近の住民が釣りをする憩いの池だったが、最近は小ブナが姿を消していたという。

 保全会は近く、ため池の入り口にバス放流を禁止する看板などを設置する。

個人の意見

>駆除されたバスは267匹。最大は生後約5年ほどで体長38センチだった。成長途上の個体が多く、放流後の年数はたっていないとみられる。
>在来種のコイやフナも約500キロ捕れた。

 コイやフナがダメージを受けていなければいいが・・・。