ボジョレ・ヌーボー気になるお味は? 各地でイベント


11/15(木) 18:55配信 Fuji News Network

15日、解禁された「ボジョレ・ヌーボー」。
各地でイベントが行われる一方、楽しみ方も変わってきているとみられる。

2018年は天候に恵まれ、ブドウがゆっくりと熟成したことから、糖度が高く、みずみずしさに加え、まろやかな仕上がりになっている。

15日午前0時に解禁となった、“平成最後”の「ボジョレ・ヌーボー」。

ワインの名産地、フランス・ブルゴーニュ地方のボジョレ地区で、2018年に収穫されたばかりのブドウから造られた新酒。

解禁に合わせて、各地でお披露目イベントが開かれた。

実は、国別の輸入量で、日本はダントツの1位。
なんと、世界のおよそ半分を占めている。

時差の関係で、主要国の中で最も早い解禁となることから、過去には、都内のあるデパートでは倉庫から持ち出すと同時に、トラックの荷台の上で即席のワインパーティー

昭和から平成に移った1980年代後半のバブル景気の時代に、日本中を席巻。
そのフィーバーぶりはすさまじく、ホテルのパーティー会場では、シャンパンタワーならぬ“ボジョレタワー”が登場。

駅のホームでも試飲会が開かれ、多くの人が、世界一早いボジョレに酔いしれた。

そんな「ボジョレ・ヌーボー」。
毎年、販売業者らがつけるキャッチコピーが話題になる。

例えば、2001年の「ことしは10年間で一番おいしい仕上がり」、2002年の「ことしも最高のでき」、2003年の「ことしは史上最高の品質」、2009年の「50年に一番の出来栄え」など。

こうした大絶賛のうたい文句とは裏腹に、輸入数量は、2004年の104万ケースをピークに減少傾向。

2018年は、ピーク時の4割ほどにとどまる見通し。

ボジョレブーム”は終了かと思いきや、都内の酒店を取材すると、株式会社「山二」・高山誠一郎代表は、「ボジョレ・ヌーボー入りましたので、これからお届けにあがってよろしいですか?」と、予約を受けた商品を配達していた。

到着したのは、常連客が経営する薬局。

高山代表「ボジョレ・ヌーボーお届けにあがりました」
客「楽しみにしてました! ありがとうございます」

ボジョレを予約していた客は、「以前は、外で派手にボジョレを楽しんでいた時期もあったが、最近は、もっぱら“家飲み”で楽しんでいます」と話した。

ひと昔前のようなパーティー会場などではなく、“家飲み需要”が定着してきているよう。

高山代表は、「ご家庭でボジョレを楽しむ方が増えていると聞いています。取り扱う量は減ってるけど、毎年、安定して常連の方に飲んでいただいてる」と話した。

一過性のブームから、今や“日本の秋の風物詩”となりつつある「ボジョレ・ヌーボー」。
ちなみに、2018年の出来も“珠玉”とされている。

個人の意見

 自分は安くなる、12月の船便で飲みたいと思います。