日本の侵略的外来種ワースト100


●哺乳類
アライグマProcyon lotor
イノブタSus scrofa
カイウサギOryctolagus cuniculus=飼いウサギ
タイワンザルMacaca cyclopis
チョウセンイタチMustela sibirica
ニホンイタチMustela itasti ニホンなのに何故だろうと思ったら、移入先の三宅島などでは、在来動物を圧迫しているんだそうです。
ヌートリアMyocastor coypus
ノネコFelis catus 世界ではイエネコでしたね
ジャワマングースHerpestes javanicus
ヤギCapra hircus

●鳥類
ガビチョウGarrulax canorus
コウライキジPhasianus colchicus karpowi
シロガシラPycnonotus sinensis
ソウシチョウLeiothrix lutea
ドバトColumba livia 奈良時代からおり、神社仏閣などに棲み着いていたから「だうばと(堂鳩)」「たうばと(塔鳩)」と呼称し、訛ってドバト(土鳩)になったという語源が囁かれています

●爬虫類
カミツキガメChelydra serpentina=近所のド平場で、遭遇している話を聞きます
グリーンアノールAnolis carolinensis
タイワンスジオElaphe taeniura friesi
ミシシッピアカミミガメTrachemys scripta elegans=これがミドリガメです

●両生類
ウシガエルRana catesbeiana=食用ガエルです
オオヒキガエルBufo marinus
シロアゴガエルPolypedates leucomystax

●魚類
オオクチバスMicropterus salmoides=ブラックバスです
カダヤシGambusia affinis=「蚊絶やし」なのにメダカが減った原因にされましたね
コクチバスMicropterus dolomieu=ブラックバスです
ソウギョCtenopharyngodon idellus=スクリューに絡んだりする水草を食わせようとしたんですね
タイリクバラタナゴRhodeus ocellatus ocellatus=オカメタナゴですね
ニジマスOncorhynchus mykiss=今春も普通に放流されています
ブラウントラウトSalmo trutta=同上
ブルーギルLepomis macrochirus=コイやフナの乗っ込み後、卵を食べています。バスは少なくなっても、ギルは減りませんね。

●昆虫類
アメリカシロヒトリHyphantria cunea
アリモドキゾウムシCylas formicarius
アルゼンチンアリLinepithema humile
アルファルファタコゾウムシHypera postica
イエシロアリCoptotermes formosanus
イネミズゾウムシLissorhoptrus oryzophilus
イモゾウムシEuscepes postfasciatus
インゲンテントウEpilachna varivestis
ウリミバエBactrocera cucurbitae
オンシツコナジラミTrialeurodes vaporariorum
カンシャコバネナガカメムシCaverelius saccharivorus
カンショオサゾウムシRhabdoscelus obscurus
シルバーリーフコナジラミBemisia argentifolii
セイヨウオオマルハナバチBombus terrestris
チャバネゴキブリBlattella germanica
トマトハモグリバエLiriomyza sativae
ネッタイシマカAedes aegypti
ヒロヘリアオイラガParasa lepida
マメハモグリバエLiriomyza trifolii
ミカンキイロアザミウマFrankliniella occidentalis
ミナミキイロアザミウマThrips palmi
ヤノネカイガラムシUnaspis yanonensis


●昆虫以外の節足動物
アメリカザリガニProcambarus clarkii=食用ガエルのエサです。20匹から増殖しました
ウチダザリガニPacifastacus leniusculus trowbridgii=北海道大学内田亨教授の標本が同定に役立ちこれを讃えて和名に採用。エクルビス、レイクロブスターはこのザリガニ(加熱前はマッカチンじゃないよ)。天然記念物であるヒブナの生息水域・釧路市「春採湖」ではヒブナの産卵床である水草が食い荒らされ、阿寒湖はマリモが食害に遭っている
セアカゴケグモLatrodectus hasseltii
チチュウカイミドリガニCarcinus aestuarii
トマトサビダニAculops lycopersici

●軟体動物
アフリカマイマイAchatina (Lissachatina) fulica
カワヒバリガイLimnoperna fortunei 川雲雀貝=シジミを輸入したときに、紛れて入ってしまった。ヘラブナを含めたコイ科などの淡水魚へ寄生する、腹口類吸虫の中間宿主。付着して増殖し水路や水管を塞ぎ(削り取る除去作業なので、管はお手上げ状態)、大量斃死して水質を悪化させる。大塩湖の周辺で異常発生して、テレビで放送された
コウロエンカワヒバリガイXenostrobus securis
サカマキガイPhysa acuta=自然界では幼虫ホタル向けのエサで、熱帯魚の水槽ではオトシンやプレコが卵を食べてくれているイメージでした
シナハマグリMeretrix petechialis
スクミリンゴガイPomacea canaliculata=ジャンボタニシ
チャコウラナメクジLehmannia valentiana
ムラサキイガイMytilus galloprovincialis
ヤマヒタチオビガイEuglandina rosea

●その他の無脊椎動物
カサネカンザシHydroides elegans

●維管束植物
アカギBischofia javanica
アレチウリSicyos angulatus
イタチハギAmorpha fruticosa
イチビAbutilon theophrasti
オオアレチノギクConyza sumatrensis
オオアワダチソウSolidago gigantea
オオオナモミXanthium canadense
オオカナダモEgeria densa=大カナダ藻。クロモに似ていますよね
オオキンケイギクCoreopsis lanceolata
オオフサモMyriophyllum brasiliense
オオブタクサAmbrosia trifida
オニウシノケグサFestuca arundinacea
外来種タンポポ種群Taraxacum spp.=セイヨウタンポポの方が多いですものね
カモガヤDactylis glomerata
キショウブIris pseudoacorus
コカナダモElodea nuttallii
シナダレスズメガヤEragrostis curvula
セイタカアワダチソウSolidago altissima=いっとき黄色いコレばっかりで、ススキが見当たらなくなって月見のときに困った記憶があります。
タチアワユキセンダングサBidens pilosa
ネバリノギクAster novae-angliae
ハリエンジュRobinia pseudo-acacia
ハルザキヤマガラシBarbarea vulgaris
ハルジオンErigeron philadelphics
ヒメジョオンStenactis annuus
ボタンウキクサPistia stratiotes
ホテイアオイEichhornia crassipes=水質改善、浄化目的で、まだ使っている所もあると思いますけれどね~

●維管束植物以外の植物
イチイヅタCaulerpa taxifolia

●寄生生物
アライグマカイチュウBaylisascaris procyonis
エキノコックスEchinococcus spp.
ジャガイモシストセンチュウGlobodera rostochiensis
ネコ免疫不全ウイルスFeline immunodeficiency virus
マツノザイセンチュウBursaphelenchus xylophilus
ミツバチヘギイタダニVarroa destructor

 なんと、アメリカナマズが入っていませんでしたね~。チャンネルキャットフィッシュは、山梨県勝山村の勝山漁業生産組合では「富士フグ(1997年~)」と謳われて、食用されているからでしょうか。

 レンギョ、オオタナゴ、ペヘレイも未掲載。

 そういえば、かつて、どこにでもあんなにたくさんいた、元祖・魚食系の外来種であるライギョ(国内ではカムルチーが主体で、タイワンドジョウ、コウタイの3種が分布。後者2種は移入されたところ周辺にしか見当たらないといわれている)も出ていません。ちょっと前、まだ情報が今ほど速やかじゃなかった時代に「ライギョが増えて、魚をみんな食っちまってよ」という話がありましたよね。ライギョが増える水辺環境が失われたことで減少したと想像しているのですが、環境の変化は在来種への影響もあったのではないでしょうか。

 全部、都合の悪いことを、物言わぬ生き物へ押し付けているような気がするのは、自分だけなんでしょうかね・・・。