固有種ふ化 水田が適地
3月5日21時39分配信 京都新聞
琵琶湖の魚類の研究調査を発表する「水産談話会」が5日、彦根市の滋賀県水産試験場で開かれた。同試験場の技術職員24人が、田んぼを利用した湖魚の養殖や、魚の病気の診断状況など1年間の成果を報告した。
田植え後の水田を利用した湖魚養殖はニゴロブナで実験。ふ化させた稚魚の収容密度を変えるなどして実験をしているが、数は順調に増えていると説明した。エサが多く、外敵も少ないためで、外来魚増加で減少している琵琶湖固有種のふ化や稚魚育成の適地になることを指摘した。
魚病の診断では、県内養殖場での発生例をもとに、アユの冷水病がこれまで同様最多である一方、養殖が増えつつあるホンモロコの病気が増えていることを紹介した。アユの冷水病をめぐり、ワクチンを効率的に培養するための開発研究の取り組みも報告された。
田植え後の水田を利用した湖魚養殖はニゴロブナで実験。ふ化させた稚魚の収容密度を変えるなどして実験をしているが、数は順調に増えていると説明した。エサが多く、外敵も少ないためで、外来魚増加で減少している琵琶湖固有種のふ化や稚魚育成の適地になることを指摘した。
魚病の診断では、県内養殖場での発生例をもとに、アユの冷水病がこれまで同様最多である一方、養殖が増えつつあるホンモロコの病気が増えていることを紹介した。アユの冷水病をめぐり、ワクチンを効率的に培養するための開発研究の取り組みも報告された。
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