特別純米 雪中寒梅 「奏」Yahoo! Daysからの転載

イメージ 1

 古田酒造合資会社は、常に新しいことへ挑戦しています。
その1つ、新発売した、特別純米 雪中寒梅 「奏」はマニアックの極みです。
「奏(そう)」と、奏でる意味を銘に持たせたのはメロディックな製品だからとのこと。
 6つの清酒酵母を惜しみなく使用して、複雑なハーモニーが楽しめるというのがキャッチフレーズです。
酒母に協会11号酵母
醸造試験所。7号酵母の変異体。アルコール耐性大、アミノ酸生成少ない)、
初添に協会6号酵母
(新政の蔵着き。発酵力強し。香りはソフトでまろやか。端麗な酒質に向く)、
仲添に協会7号酵母
(真澄の蔵着き。発酵力強し、華やかな芳香があり、近代的な酒質となる)、
留添1に協会9号酵母
(熊本酵母。YK35のK。芳香性高く、吟醸酒向き。やや泡が軽い)、
留添2に協会10号酵母
(東北地方。小川酵母。頒布は昭和52年~。酸少なく低温でも発酵)、
醪四段に1801酵母
(日本醸造協会。最新の吟醸香が高い酵母)を使用しています。
 個人的には、開栓時から酒器に近付いたときの芳香、口当たり、喉越し、後味と、それぞれの過程で個性が出てくる気がします。そういう意味で、楽しいお酒だと思います。体調が良いときは、味のハーモニーが奏でられているのが分かりますよ。
 ちなみに、アルコール度数は15~16度、日本酒度+4、酸度2・5です。