日刊スポーツ「G杯争奪全日本ヘラブナ釣り選手権」

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 「G杯争奪全日本ヘラブナ釣り選手権」の様子が一面丸々使って広告掲載される、日刊スポーツ。
 毎年購読していたのに、今年はウッカリ買いそびれました・・・。

 30日の古新聞、捨ててなかったら、自分に下さい。


<第30回G杯争奪全日本ヘラブナ釣り選手権>

 浅ダナの名手、麻野昌佳(新松池・羽曳野市=40)が地元の意地を見せて初のG杯を手にした。「第30回G杯争奪全日本ヘラブナ釣り選手権」(主催(株)がまかつ)が18、19日の両日、兵庫県三木市の「新松池」で予選を勝ち抜いた47選手(シードを含む)が参加して総重量を競った。19日午後1時からの決勝戦は6選手で戦い、メーターのセット釣りで辛抱強く攻めた麻野選手が13・2キロ釣り優勝、2位には12・1キロで伊藤正弘選手(新松池・安城市=51)が入った。

 「新松池」は農業用のため池で広さは約11万9880平方メートル。180人がサオを出せる。水は加古川の上流部から道水路で引いている。ヘラは「河内産が10トンほど入っており、アベレージサイズは34、35センチ」(赤松陸生池主)。

 予選は47選手が8組に分かれ初日は午後零時半から、2日目は午前6時半からそれぞれ3時間戦い総重量の合計で競った。各選手は得意の釣り方で挑戦。13・0キロ釣った石井昇一選手(鬼怒川大自然=32)をはじめ昨年優勝の綾部功選手(シード=46)ら24選手が準決勝へ進んだ。

 同10時からの準決勝は4人1組で1人勝ち残りの戦い。水温もあがり次々とサオが絞り込まれ、染谷剛選手(朝日池=41)の7・8キロをトップ釣果に6選手が勝ち残った。一昨年優勝の伊藤元選手(シード=42)、佐古口行隆選手(同=46)、岩佐進選手(富里乃堰=63)らシード、ベテラン勢は敗退した。

 決勝戦は第3桟橋の右側で午後1時5分から開始。開始9分、11尺チョウチンの内藤行信選手(朝日池=36)が35センチ級、15分後に同型を釣るが、伊藤選手が同13分から立続けに4匹食わせリード。唯一、長竿(一本技・18尺)でチョウチンの岡本啓司選手(富里乃堰=49)も追う。

 「ヘラが動いていたので焦りはなかった」と言う麻野選手は「下バリのハリスを60センチから徐々に詰めて」ハリに乗る長さを探る。開始37分に「35センチでアタリ」の正解を得てからは食い気のあるヘラを手返しよく拾い、中盤は独走。終盤に伊藤選手の猛追を受けたが、投入139回で18匹と安定した釣りで逃げ切った。

 麻野選手が選んだサオは「天也翔抜」の12尺。エサは「バラケとうどん」のセット。繊細な釣りを選び、ヘラブナがどのタナで安心して食ってくるのか。ギリギリの状況で選択した短ザオとバラケエサのバランスが正解を出した。【杉本】

 [2008年10月30日12時17分 紙面から]