味噌スイーツ、ブーム間近!?

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2月2日9時5分配信 産経新聞

 ■塩、醤油に続け!老舗奮闘

 マカロンやプリン、ラスクなど、味噌(みそ)を使った洋菓子が続々登場している。若者の味噌汁離れに待ったをかけようと老舗蔵元が開いた「味噌カフェ」も人気だ。独特の風味は、チーズやバターなど乳製品との相性も抜群。一大ブームを巻き起こした塩スイーツ、醤油(しょうゆ)スイーツに続いて、今年は味噌スイーツが熱い!?(中曽根聖子)

 創業150年を超える信州味噌の老舗「和泉屋商店」(長野県佐久市)は昨夏、地元のカフェと共同で「味噌マカロン」を発売した。卵白などを泡立てたメレンゲに味噌を塗って焼き上げた一品で、甘くサクッとした口当たりに味噌がほんのりと焦げた香りが絶妙の味わいだ。

 8月には地元、軽井沢のホテルやアウトレットモール内の土産物店で約3000個を完売し、製造が追い付かないほどの人気商品になった。

 江戸時代からの伝統製法と国産大豆にこだわる同社は「味噌の奥深い魅力を知ってほしい」と、早くからせんべいやドレッシングなど関連商品を発売してきた。阿部博隆専務は「今回は、日本の昔ながらの調味料とフランスの焼き菓子マカロンとの意外な組み合わせで若年層にアピールしたかった。予想以上の売れ行きに驚いている」と話す。

 茨城県日立市にある、味噌カフェ「みずきの庄」の看板メニューは「みそプリン」だ。地元客や通販で1日150個が売り切れることもしばしば。

 明治5年創業の「内山味噌店」が「味噌汁や煮物だけではない味噌を楽しむ、新しいスタイルを提案したい」と平成18年に開いた同店。パスタやオムライスをはじめケーキなどデザート類にも、大豆のうまみを最大限に引き出す昔ながらの製法で仕上げた自慢の味噌を使用している。

 中でも開店当初から評判の「みそプリン」は、チーズのような濃厚なコクと滑らかな舌触りが特徴だ。

 開発を担当した6代目当主の妻、内山文さんは「味噌は同じ発酵食品のチーズやバターなどと相性がいい。特に甘い白味噌は洋菓子にぴったり」として、近く生キャラメルも発売する予定だという。

 各地で味噌スイーツの発売が相次ぐ背景には、国内消費の低迷がある。総務省の「家計調査」によると、1人当たり年間消費量は平成19年に2334グラムと、最多だった時期のほぼ半分。「パン食の普及や朝食抜きの生活で、家庭で味噌汁を飲む回数は確実に減っている」と、全国味噌工業協同組合連合会「みそ健康づくり委員会」の高梨修委員長は指摘する。

 この一方でここ数年、味噌料理が主役のバーやレストラン、居酒屋が続々と誕生。高梨さんは「外食を中心にフレンチなど洋食の素材にも使われ、若年層にはおしゃれで新鮮なイメージに変身しつつあるのでは」とみている。

 伝統和菓子が多い京都でも、味噌スイーツは観光客の心をとらえている。ジェイアール京都伊勢丹の地下食品売り場の土産物店「楽味京都」の売れ筋は「味そ乃ラスク」。フランスパンのスライスに西京白みそを使ってこんがり焼き上げたユニークな商品で、「口コミでジワジワと人気が広がり、最近は味噌バターとセットで購入する方も多い」と店長の斉藤伊都子さん。

 また、京都府洋菓子工業協同組合が試行錯誤の末に完成させたのが、地元の西京みそを使った焼き菓子「味噌フィナンシェ」。今では組合加盟の京都市内8店舗が発売しており、京の新銘菓に成長しつつあるという。


個人の意見

余談ですが・・・
 千葉県香取郡神崎町で毎年恒例開催されている「仁勇蔵祭り」が11回目を迎えた今年、同地を「発酵の里こうざき」として起こすべく酒蔵まつりin神崎というイベントとして、第3回寺田本家「お蔵フェスタ」と正式(公式)に同時開催となりました。

 さらに、その界隈、街道の発酵に因んだところは同祭典に協力するそうで、
味噌や味醂(神崎とはご近所である、佐原の馬場本店などは有名ですが)などを造る蔵の参加も期待されます。

わくわく西の城 味噌造り講習会なども開かれている土地柄なので、味噌には自信があるはずです・・・手前味噌ですが。


(本文抜粋)
当館では、一般的な「白米糀」と「発芽玄米糀」で造る2種類の「味噌造り」を行います。原材料の米・大豆等は減農薬の地元産のもの、塩は天然塩を使用し、厳選した食材で造る健康的な安全な味噌です。「発芽玄米糀」を使った味噌造りは、現在神崎町独自のものであり、脳を活性化させる「ギャバ」が多く含まれ、脳卒中動脈硬化・高血圧・肥満等の成人病、癌の予防に効果的です。