餃子鍋

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東京ウォーカー 10月24日(日)11時0分配信


みんなでワイワイ囲める鍋料理は、楽しいおいしさが魅力。毎年いろいろな鍋のニューフェイスが登場するが、今年の注目株はなんといっても「餃子鍋」だ。中でも、博多の新名物メニュー“水炊き餃子鍋”は、東京でも定番メニューに加える店が続々と出現しているというから、その注目度は大きい。餃子の中身はもちろん、スープや合わせる具材、つけダレによってさまざまな味を作り出せる同メニュー、どんなバリエーションが登場しているのか早速リサーチしてみた!


■日本各地の銘柄豚三昧!「三年ぶた蔵(ぞう) 池袋豚舎(とんしゃ)」(東京・池袋)の「特製薬膳白湯スープの水炊き餃子鍋」(980円/1人前)

同店は豚肉のうまさに開眼必至の豚肉料理専門店。4大ブランドと称される黒豚・三元豚・白金豚に加え、希少価値の高い豚も用意している。メニューは、この冬限定の餃子鍋「特製薬膳白湯スープの水炊き餃子鍋」がオススメ。八角やクコの実など6種類の薬膳を使った同メニューは、薬膳ながらもクセがなく、さらに白湯スープならではの深いコクとモチモチした餃子を堪能できる。つけダレは、さわやかな酸味が香るポン酢と自家製ラー油の2種があり、ミックスして食べるのもまたGOOD! シメにはぜひラーメンを試して!

■2種のスープで食べ比べ!「餃子の店 大陸」(東京・新宿)の「餃子鍋」(2800円/2~3人前)

掘りごたつ式の席もあるあったかムードの同店では、2種類のスープを食べ比べできる「餃子鍋」を提供。薬膳風の白湯スープと、昆布と伊達地鶏の和風スープを一度に味わえるようにと、鍋の真ん中に仕切りがしてあるのが特徴だ。ニンニクを使わない、ひと口サイズでつるりとした食感がポイントの薩摩豚肉を使った餃子が、スープの風味と引き立て合い、また、たっぷりの豚肉や野菜は満足度をUP! 白湯スープにはラー油を、和風スープにはポン酢を合わせてどうぞ。

■このボリュームでワンコイン!「なかめくん」(東京・中目黒)の「たっぷりレタスの餃子鍋」(500円/2人前)

絶品のおでんが食べられると人気の同店に登場したのは、鶏モモを粗挽きにしたプリプリの餃子鍋。もちろんツユは自慢のおでんツユが使用されている。たっぷりのレタスやもやし、ツヤツヤの餃子はもちろん、ニンニクと赤唐辛子を入れ、パンチを効かせた味わいもポイント。ボリュームたっぷりなのに、ワンコインで食べられるのが魅力的だ。ちなみに、つけダレに用意されたポン酢は予想以上におでんダシにマッチするので、ポン酢あり版&なし版で両方試してみては。

つるりとした餃子をれんげに乗せて口に含み、ガブッと食べれば肉汁とスープのうまみがジュワ~。至福のひと時となること間違いなしだ。「餃子鍋」が今年の鍋料理のトップの座に輝く日も近いハズ! 【詳細は10月19日(火)発売号の東京ウォーカーに掲載】


J-CASTニュース 10月15日(金)11時32分配信

 鍋の季節が到来した。ここ数年、話題になった鍋は、もつ鍋やカレー鍋、コラーゲン鍋にトマト鍋…。味も具材もバリエーションに富んでいる。それでもまた、2010年も新顔が登場しそうだ。

 中華料理の水餃子にヒントを得た「餃子鍋」。発祥地の福岡・博多から東京への進出が相次いだり、鍋専門店が新たなメニューに加えたりと盛り上がりをみせている。

■特製餃子を鶏ベースのスープで炊く老舗の味

 もつ鍋で有名な福岡・博多の新名物として「水炊き餃子鍋」を売り出した老舗の「博多ぬくぬく家」は2007年8月、東京・渋谷に初めて出店した。1日8 時間以上煮込んだ白湯スープにひと口サイズの「オリジナル餃子」が入る。地元・福岡の食品会社が餃子鍋用に開発した皮は、水餃子の皮のように口に入れたときのモッチリ感はなく、薄く、つるりと食べられる。

 店長の牛島啓太さんは、「普通の餃子は煮込みすぎると皮がのびてしまいがちですが、この特製の皮ならばそのようなことはありません」と胸を張る。

 そんな「餃子鍋」が今年はブームになると、牛島店長はにらんでいる。「餃子鍋を提供するお店が増えていることもありますが、当店でも夏の暑いときにも食べられていましたからね。かなりキテいるなと感じました」という。もつ鍋や鶏の水炊き鍋なども取り揃える同店だが、「1日30食は出ている」(牛島店長)そうだ。

 「餃子鍋」を新しいメニューに加えている鍋専門店も続々と登場している。池袋の「三年ぶた蔵」や新宿の「大陸」に中目黒の「なかめくん」や「バカめぐろ」、五反田の「博多水炊き ふくのかみ」などで、10月から加わった。

■モチモチ餃子は特製ポン酢で食べる

 その中の一つ、渋谷の「あくとり代官 鍋之進」の料理長・元茂悟さんも、周囲のようすからブームを予感した一人だ。春先から餃子鍋の構想を練りはじめ、商品化まで数えきれないほどの試作品をつくってきた。

 たどり着いた水炊き鍋は、スープにこだわり、鹿児島県産の知覧鶏からとったダシは「濃厚で、これだけでもイケます」と話す自信作だ。餃子はモチモチ感のある、しっかりした歯ごたえで、皮はジャガイモと白玉粉、片栗粉を練り上げた、特製のジャガ餅を使用。鍋に入れても粘りがあるので崩れない。1日平均 100個をつくる。

 シンプルなスープに合うよう、特製ポン酢を用意。元茂さんは「スープにちょうどいいように、ご家庭よりも濃いめにしています」と秘伝のポン酢について語る。

 ミツカンが行った「鍋に関するアンケート」(2010年、複数回答)によると、水炊きの魅力は「付けダレの味を変えることで、複数の味が楽しめる」(64.1%)、「付けダレの味を変えることで、家族全員の好みに合わせることができる」(40.8%)、「好みのタレで飽きずに食べられる」(35.9%)と、食べる人の好みで味わえる点が評価されている。

 その一方で、これまでのカレー鍋やトマト鍋のブームの背景には、鍋専門店の味が家庭に広がったことがある。餃子鍋もその可能性を秘めていて、「ぬくぬく家」の牛島店長は「ご家庭では水炊き鍋に、厚めの皮を使った餃子を入れてポン酢などの付けダレで食べるのが手軽でいいと思います」と勧める。

 スープがシンプルなので、ポン酢でさっぱりと食べたり、さらに「食べるラー油」を入れてピリッと辛口で食べるのも、お好みしだい。薬味を入れても味が変わる。さまざまな味に餃子がマッチして楽しめるのも餃子鍋が受け入れられつつある理由のようだ。

個人の意見

 水餃子(すいぎょうざ)ではないのね。