羊羹とシャンパーニュ

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みんなの経済新聞ネットワーク 11月2日(火)21時48分配信


 銀座三越8階催物会場で11月3日(水・祝)より、日本の伝統和菓子「羊羹(ようかん)」に特化した菓子イベント「GINZA Sweets Festa YOKAN“羊羹”collection in GINZA MITSUKOSHI」が初めて開催される。(デパチカドットコム)

 「昔から親しまれてきた『羊羹(ようかん)』のおいしさをもっと多くの人に知ってもらいたい、味わってほしい」と「古き良きを見直す(=伝統)」「革新」「マリアージュ」をキーワードに企画した同イベント。ターゲットの中心は20~30代の女性。会場には従来から販売しているようかんをはじめ、新感覚スイーツとしての「YOKAN」など全58ブランドを集結。銀座三越限定品を多数用意するほか、ようかんの新しい食べ方も含め提案する。

 「伝統」ようかんでは、越中富山の代表銘菓「杢目(もくめ)羊羹」や兵庫の「丁稚羊羹」など、北海道から九州の、全国各地で長く親しまれている老舗や名店などの「ご当地ようかん」を展開。通常銀座三越では取り扱いのないようかんも含め約100種類が登場する。

 「革新」を表す「YOKAN」では、新感覚のようかんを展開。東京「青柳正家」の大粒渋皮栗をカシス入り餡で包み、ようかんとチョコレートでコーティングした銀座三越限定「栗具楽生(クリグラッセ)」(1個840円)のほか、東京「とらや」のフランス菓子「パート ド フリュイ」をヒントに小豆、ショウガ、山椒、白みその4つの味わいの「カレ ド 羊羹」(12個入り=1,575円)などが登場。ほかにも、「堂島ロール」の「モンシュシュ」が立ち上げた和菓子店「銀座 瑠璃」の、オリジナル芋ようかんを組み合わせたロールケーキ「芋やうかんロール」(約8センチ=840円)など、洋菓子にようかんを組み合わせた銀座三越限定のようかんスイーツが続々登場する。

 今回、同イベント限定商品として「メープルシロップ」を使ったようかんも用意。千葉「なごみの米屋」の栗ようかんとチョコレート、ナッツ類で銀座の街を表現し、メープルシロップを付けて食べる「GINZAの街角」(630円)をはじめ、東京「清月堂本店」のメープルシロップの甘みを生かした琥珀(こはく)羹「メープルの琥珀」(2個入り=315円)、福島「玉嶋屋」のハート型に仕上げたメープルテイストの玉ようかん「ハート羊羹 秋味(メープル)」(5個入り=501円)など、使い方やデザイン、組み合わせの異なる銀座三越限定ようかん6種類が並ぶ。

 銀座三越営業統括部・催事担当の増子卓さんは「メープルシロップは小豆との相性も良く、誰にでも親しまれている味」と説明し、「新しい『YOKAN』として若い世代にだけでなく、長年ようかんを親しんでいる方たちにも新鮮に感じていただけるのでは」と期待を寄せる。

 会場にはカフェ(座席数約30席)も併設し、ようかんとシャンパーニュの「マリアージュ」を提案。ようかんには長野・諏訪「新鶴本店」の「塩羊羹」を、シャンパーニュには「マリー・ドゥメ」のヘーゼルナッツのような香ばしい香りが特徴の上級キュベを組み合わせたセット(1人前1,365円、各日限定50 点)で提供。「もともと羊羹(ようかん)にはブランデーなどの洋酒が合うとされている。イベントは女性をターゲットにしているため、ハードリカーより女性受けするシャンパーニュで新しい食べ方を提案し、『伝統と革新』の銀座らしさを込めた」と増子さん。

 同カフェでは、日替わりでさまざまな店舗のようかんをセットにし食べ比べできる日替わりメニューや、ようかんを使ったブリュレやクレープ、パフェなどオリジナルメニューも提供する。

 会期は同8日(月)まで(最終日は17時閉場)。

個人の意見

 今年のボジョレーヌーヴォは、羊羹で飲んでみては?