ノロゲンゲ

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毎日新聞 12月15日(水)22時51分配信


 【山形】低利用魚などとありがたくない呼び名を冠するノロゲンゲが、地元食材の「友情出演」を受けバーガーとなって世に躍り出る。その名も「庄内フィッシュバーガー のろげんげ」。「ぬめぬめしている」「姿形がどうも」などと、見た目から敬遠されがちなゲンゲだがバーガーの味はなかなか。酒田市東栄町の「コープなかのくち」で19日デビュー。夢は東京・銀座の県アンテナショップ出品だ。

 庄内地方の食文化をPRする庄内浜文化伝道師で、同市の日本料理店「鵜渡幸」総料理長の須田剛史さん(35)が6月ごろ県からノロゲンゲの商品作りを相談された。ノロゲンゲは見た目は悪いがコラーゲンたっぷりで美肌効果がありヘルシー。味も良いことから庄内浜を代表する魚へ「格上げ」をと消費拡大が図られている。

 須田さんはノロゲンゲを主役にしたバーガー開発を決め生協共立社(本部・鶴岡市)とタイアップして試作。しかし水っぽいため包丁でたたくと身が溶けてしまうなど難問続き。試行錯誤のすえ、パン粉をつけかりかりに揚げると味が逃げず相性抜群と判明した。

 脇を固めたのが鵜渡川原キュウリのピクルス(酒田産)▽パプリカ(遊佐産)▽しょうゆの実(庄内産)のタルタルソース▽庄内地方米粉パン--の地産地消の食材。しょうゆの実との絶妙なマッチング、米粉パンの食感との調和など満足のいく一品が誕生した。

 値段は300円。コープなかのくちの佐々木覚センター長(47)は「地産地消の新たな取り組み。おいしいです」。須田さんは「2弾、3弾の低利用魚バーガーを出したい」と話している。【佐藤伸】


個人の意見


バロム1の敵名「~ゲルゲ」みたいですね。