魚大量死の原因は下水滅菌剤


毎日新聞 3月1日(火)11時6分配信
 名張川で25日に魚の大量死が見つかった問題で、国土交通省木津川上流河川事務所は28日、名張市百合が丘西3の百合が丘ニュータウン汚水処理施設から25日、通常の約10倍の量の次亜塩素酸ナトリウムが流出していた、と発表した。川の魚の大量死はこのためとみられるという。
 同施設は下水の滅菌処理のために毎日同ナトリウムを使用している。同施設を管理する日化メンテナンス(箕曲中村)によると、同ナトリウムのタンク(FRP製、直径約1・9メートル、高さ約2・4メートル)に何らかの原因でひび割れが生じ、21日ごろから通常の3倍以上の量の同ナトリウムが流出していたという。25日午前10時には約10倍に当たる802キロが流れ、タンクはほぼ空になった。
 同事務所が京都市内の専門機関に依頼し実施した水質調査では、25日に名張川など3地点で採水した結果、同ナトリウムは、高岩井堰(平尾)付近で1リットル当たり15・8ミリグラムが検出された。
 市は今後、同社など施設管理者などに向け、関係機関への連絡などを盛り込んだマニュアルを作成する。【宮地佳那子】
〔伊賀版〕

3月1日朝刊

個人の意見

>21日ごろから通常の3倍以上の量の同ナトリウムが流出していたという。
>25日午前10時には約10倍に当たる802キロが流れ、タンクはほぼ空になった。

 それで、後処理はどうなるのだろうか・・・。
流れちゃって、希釈されたってことかな。