詩集「新しい浮子 古い浮子」丸山豊記念現代詩賞
毎日新聞 4月2日(土)15時54分配信
優れた詩人の発掘を目的とした第20回丸山豊記念現代詩賞に東京都在住の詩人、佐々木安美(やすみ)さん(58)の詩集「新しい浮子(うき) 古い浮子」(栗売社)が選ばれた。5月14日、久留米大御井キャンパスで授賞式がある。
同賞は久留米市出身の詩人、丸山豊(1915~89年)の顕彰を目的に91年に創設された。これまでに谷川俊太郎さんらが受賞している。今回は昨年中に国内で発刊された詩集約300点の中から選考した。
受賞作は、佐々木さんが詩作をやめていた20年の間に没頭したフナ釣りからもたらされた心象などが描かれいる。選考委員は「自分を『フナといってもいいものなのだ』ととらえる虚無感というか静けさこそ得難いものである」などと評価した。
佐々木さんは「詩を書くことで、私という姿形がなんとなく見えてきたという気もしています」とのコメントを出した。【松尾雅也】
〔筑後版〕
優れた詩人の発掘を目的とした第20回丸山豊記念現代詩賞に東京都在住の詩人、佐々木安美(やすみ)さん(58)の詩集「新しい浮子(うき) 古い浮子」(栗売社)が選ばれた。5月14日、久留米大御井キャンパスで授賞式がある。
同賞は久留米市出身の詩人、丸山豊(1915~89年)の顕彰を目的に91年に創設された。これまでに谷川俊太郎さんらが受賞している。今回は昨年中に国内で発刊された詩集約300点の中から選考した。
受賞作は、佐々木さんが詩作をやめていた20年の間に没頭したフナ釣りからもたらされた心象などが描かれいる。選考委員は「自分を『フナといってもいいものなのだ』ととらえる虚無感というか静けさこそ得難いものである」などと評価した。
佐々木さんは「詩を書くことで、私という姿形がなんとなく見えてきたという気もしています」とのコメントを出した。【松尾雅也】
〔筑後版〕
4月2日朝刊
個人の意見
>受賞作は、佐々木さんが詩作をやめていた20年の間に没頭したフナ釣りからもたらされた心象などが描かれいる。
フナ釣りだけに没頭して、創作活動をしないのはダメなんでしょうね。