不景気に向かわなければいいが・・・


2011/04/08 09:56 Written by Narinari.com編集部

江戸川区花火大会実行委員会と江戸川区は、8月6日に開催を予定していた今年の江戸川区花火大会の中止を発表した。中止の理由は「東日本大震災による被災地の状況など」を踏まえてとのこと。

また、毎年江戸川区花火大会との共催という形で同時開催される市川市民納涼花火大会も中止に。市川市は「東日本大震災による被災地の状況を考慮するとともに、夏の電力供給が不安定となることで、観覧者の安全確保に困難が生じることなど」を中止の理由として説明している。

1976 年から始まった江戸川区花火大会は打ち上げ数14,000発を誇り、毎年市川市と合わせて130万人以上の人出を集める大きな花火大会。打ち上げ数は、東京では隅田川花火大会(20,000発前後)に次ぎ、すでに今年の開催中止が決定している東京湾大華火祭(12,000発)よりも多い。


☆今夏の開催中止が発表されている主な花火大会

4月 春季熱海海上花火大会(静岡)
5月 鹿沼さつき祭り協賛第39回花火大会(栃木)
7月 安倍川花火大会(静岡)
7月 浜名湖花火大会(静岡)
7月 長良川中日花火(岐阜)
8月 横浜スパークリングトワイライト(横浜港花火大会)(神奈川)
8月 東京湾大華火祭(東京)
8月 江戸川花火大会(東京)
8月 市川市民納涼花火大会中止(千葉)
8月 江東花火大会(東京)
8月 逗子海岸花火大会(神奈川)
8月 有明海花火フェスタ(福岡)

個人の意見

 釣り大会は基本的には順延や中止ですが、チャリティーという形でイベントを開催する方向も見られるようになりました。
 こうした動きは復興支援というだけではなく、業界の基盤を維持するための関係者による配慮、企業努力と捉えらえることもできます。

 震災前から、政府の発表と異なり景気は良かった訳じゃないですし(02~08年まで戦後最長の好景気「イザナギ超え」って公的に言っていましたよね。相次ぐ企業倒産、自殺報道のなか、その実感はありましたか? )、さらに不景気になっては、大変な経済力を要する「復興」の基盤となるであろう各企業が弱体化してしまいませんか。

 復興が進まず、経済力も衰退したら、どうなってしまうのでしょうか。

 盛んに、メディアで叫ばれているフレーズがありますね。

「できることから、何かをしなければいけない」

 もっと広義的な意味で、この言葉を捉えてはいかがでしょうか。

 ↓以下の報道も、参考にして下さい。


TBS系(JNN) 4月8日(金)9時11分配信
 「関東、東北は自粛しないといけないが、自粛の程度がひどすぎる。日本人の悪い習性」(ファーストリテイリング 柳井 正 会長)

 ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井会長は、東日本以外でもネオンを消すなどの自粛ムードが広がっていることについて「行き過ぎだ」と指摘。「経済に深刻な影響を与える」と、強い懸念を示しました。

 「GW、お盆、花火大会の自粛による人の往来の減少を勘案」(ファミリーマート 上田準二 社長)

 大手コンビニエンスストアファミリーマートの上田社長も自粛ムードによって売上高が220億円落ち込むという見通しを表明。小売業界全体としても売り上げが10%減少すると指摘しました。(08日00:22)

最終更新:4月8日(金)9時11分

TBS News i