釣りガール シリーズ


日経ウーマンオンライン(日経ウーマン) 5月10日(火)12時32分配信
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すべて渋谷の109で揃えたという、ふくだ流コーディネイト例。こんな格好でも釣りはできるのです

管理釣り場でのファッション

 釣り番組などで活躍中のふくだあかりさんによると、釣りを始めたい女性には管理釣り場での釣りデビューが最適なのだそうだ。では実際に管理釣り場へいこうとなった時、一番気になるのが「どんな格好をしていけばいいのか」というところだろう。


 「管理釣り場だったら、冬なら寒さをしのげて、夏なら紫外線を防げれば大丈夫。普段着で十分ですが、一応スポーツだということを頭に入れて、動きやすい格好をしてください。アウトドアっぽいオシャレもできます。流行りの山ガールファッションも使えますよ。釣りっていうとダサい格好というイメージがあるかもしれませんが、スポーツでオシャレができるっていうのは、私は釣りだと思います!」

 ふくださんはカッパなどの特別なもの以外、普段着と釣り用の服を分けて考えていないそうだ。私の場合、釣りでオシャレをするという発想がまるでなかったのだが、確かに釣りは必要な小物なども多いので、センス次第でいくらでもオシャレが楽しめそうだ。もちろん船に乗ったりするのであれば相応の装備が必要となるが、管理釣り場で遊ぶ程度であれば、釣りだからといって特別な服装はほとんど必要ないようである。

 「アウトドアファッションだからアウトドアショップや釣り具屋に行かなきゃっていうことはなくて、私も上から下まで109で揃えた服装で釣りをしたりもします。ふわふわしたロングスカートとかはさすがに釣りづらいですが、流行りのレギンスに巻きスカートとか、かわいいですよね。ただ、足元だけはしっかりしたものがお薦めです。基本はスニーカーで大丈夫ですが、雨でぬかるんでいる場合は長靴がお薦め。今は花柄や水玉などのかわいい柄が多く出ているので、通勤などでも使える長靴が一足あると便利ですよ」

◆釣り初心者の疑問に答えるQ&Aコーナー

 ここで釣り初心者の女性から寄せられた、女性目線の質問をふくださんに回答していただきましょう。

■Q:釣りってエサは虫なんですよね? 無理です! ルアー釣りは難しそうだし。
■A:釣りのエサは虫だけではありません。管理釣り場だったらイクラで大丈夫。また海釣りでも、サバやイカの切り身、エビやアサリなどで十分釣れます。虫が怖ければ、虫を使わない釣りをすればいいんです。実は、私も最初、苦手でした。

■Q:これからの季節、日焼け対策や熱中症対策はしていますか。
■A:必ず長袖を着てください。半袖で直射日光を浴びるよりも、長袖で遮ったほうが絶対に涼しいです。UVカットの長袖Tシャツの上に、お気に入りの半袖を着るとか、重ね着でオシャレを楽しみましょう。また首元だけ焼けるのも格好悪いので、カジュアルなスカーフなどを巻くとか、パーカーのフードをかぶってしまうのもいいですよ。

■Q:スキンケアで気を付けていることってありますか。
■A:まずは日焼け止めをしっかり塗る。私は一番強い日焼け止めを使っています。そして専用のオイルでしっかりと落とす。そしてビタミンCをドリンクやサプリでしっかりと摂取するようにしています。釣りの帰りに温泉へ寄るとか、お金に余裕があればエステにいくのもありですね。私みたいに天気が良ければ毎週釣りに行っちゃうということでなければ、真っ黒になるようなことはないと思いますよ。

■Q:着ていって失敗したファッションはありますか。
■A:釣りを始めて間もない頃、真夏にタンクトップで海に出ちゃったんです。海をなめていましたね。もう真っ赤っ赤のやけど状態になってしまいました。逆に薄着で行って寒い思いをしたこともあるので、今は風をさえぎれる上着を必ず持っていくようにしています。

■Q:持って行くと便利なグッズを教えてください。
■A:これからの季節、陸での釣りなら虫除けは持って行ったほうがいいです。お化粧の上からスプレーできる日焼け止めも便利ですよ。あとは偏光タイプのサングラス。これは目を紫外線から守ってくれるし、水面のキラキラを抑えてくれるため、泳いでいる魚が見えるようになります。車の運転やビーチにいくときにも使えるので、一つあると便利ですね。

■Q:手が魚臭くなったりしませんか。
■A:釣った魚をリリースする前提であれば、魚をはずす道具などを使うことで、なるべく魚を触らないことも可能です。もし魚を触ったとしても、石鹸でしっかりと洗えば大丈夫。気になるようなら、魚の匂いをとる専用のウェットティッシュや洗剤が釣り具屋に売っています。

■Q:釣り用のバッグって必要ですか。
■A:管理釣り場なら、必要な荷物を入れられる大きさで、地面に置いても汚れが気にならなければ大丈夫。竿などを持って移動をしやすいように、肩に掛けたり背負えたりするタイプがお薦めです。船釣りだと、防水バッグが必要になりますが、今は釣り具メーカーからもかわいいバッグが出ています。シンプルなバッグをシールやラインストーンでカスタマイズするのもいいですよ。

■Q:ボトムスは手持ちのデニムじゃだめ?
■A:この季節なら、手持ちのデニムやチノパンで問題ありません。それだけだと寒そうであれば、念のため下に履くタイツを持っていくと安心です。

■Q:ウェアはどこまで防水にする必要がありますか。
■A:最初は無理に防水を揃える必要はありません。天気が悪かったら延期しちゃうのもアリ。管理釣り場であれば、休憩室や食堂もあるので、もし雨が降ってきたら休めばいいんです! 辛い中でやると釣りを嫌いになっちゃいますから。

■Q:アウトドア用のウェアをできる限り安く揃えるコツはありますか。
■A:アウトドアブランドはどうしても機能に比例して価格も高めなので、私はユニクロを活用しています。インナーだったら、冬はヒートテック、夏はドライシャツなど、アウトドアで十分使える服が揃っていますよ。

■Q:派手なネイルはやっぱりダメですよね?
■A:ネイルはオシャレをしたままで大丈夫。私は自分の爪にジェルを塗っているのですが、強度が3倍くらいに上がっているので、釣りで折れたことはないです。よく爪が伸びていると危ないっていわれますが、日常生活で危なくなければ、管理釣り場くらいだったら大丈夫。せっかくきれいにしたネイルを落とせとか、爪を切らなきゃダメとかいわれたら、釣りをやりたくなくなっちゃうじゃないですか。私はネイル大好きなので、釣りだからといって落としたりすることはありません。

■Q:海釣りをしたら髪が海風でギシギシになりました。どのようなヘアケア方法がありますか。
■A:ヘアケアオイルやUVカットできるヘアスプレー、洗い流さなくていいトリートメントなどをつけておくとだいぶ違います。髪が長ければ、束ねてばさばさと風にさらさないようにするといいですよ。

◆これから釣りに挑戦する女性へのメッセージ

 最後にふくださんから、これから釣りに挑戦しようという女性、まだちょっと迷っている女性へのメッセージをいただいた。

 「まずは一度やってみてほしいですね。何度か竿を持ったこともないような初心者の友達を連れていったことがありますが、みんな釣れると大喜びでした。私は意外と釣りってかっこいいスポーツだと思っています。ダサいとか臭いとかいわれますが、釣りこそオシャレができるスポーツ。日本は海と山に囲まれていて、釣りのフィールドにとても恵まれています。それを使って遊ばないのはもったいないですよ!」

 ということで、私も管理釣り場に行きたくなってきたので、次回は釣り初心者の女性と実際に行ってみたいと思います。


◆ふくださんの著者はこちら

『ふくだあかりの海釣りは楽しい』
ふくだあかり著
大泉書店
1260円


玉置豊
ウェブ制作会社、株式会社標本の代表。ライター。「@niftyデイリーポータルZ』」、「@nifty『玉置豊のゆるゆる釣り部 』」、「@nifty『地球のココロ』」、 「日刊サイゾー『男のダジャレレシピ』」などで原稿執筆中。

個人の意見

>すべて渋谷の109で揃えたという、ふくだ流コーディネイト例。こんな格好でも釣りはできるのです

 マルキユーファッションは、こちとら釣り人の定番。
PRIME AREA とかタウンユースでもいけそうだ。
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■マルキユーレディース
2003年10月に発足。女性を対象とした釣りの普及、マナーの向上、事故の防止、自然環境保護など、女性の視点から釣りの楽しさを広め、釣りの未来へ寄与することを目的としてマルキユーレディースは結成されました。活動内容は、5月頃と11月頃に磯のフカセ釣り2回と10月頃に筏釣り1回の年3回のセミナー&懇親釣り大会を開催。渡礁の仕方から始まり、エサの作り方、仕掛けのセッティング、竿の扱い方などが「ウーマン ツー ウーマン」で行われます。
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マルキユー株式会社 大阪支店
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