釣りガールシリーズ「管理釣り場なら手ぶらでアウトドアクッキングも可能」


日経ウーマンオンライン(日経ウーマン) 8月25日(木)14時4分配信


管理釣り場なら手ぶらでアウトドアクッキングも可能

 先輩釣りガールのふくだあかりさんによる、管理釣り場の釣り教室もとうとう今回で最終回(第1回はこちら、第2回はこちら、第3回はこちら)。想像以上に楽しいものとなったルアー&エサ釣りの後は、自分たちで釣った魚をその場で塩焼きにして食べるという、最高に贅沢なランチタイムだ。


 ここの管理釣り場はキャンプ場やバーベキューの設備が整っている上、必要な道具はすべて売店で揃うので、釣りだけでなくアウトドアクッキングも手ぶらで楽しめる。予約をすれば、肉や野菜などを用意してもらうことも可能なのだ。

 もちろん持ち込みも自由。腕に覚えがあるのなら、愛用の道具やこだわりの食材を持ちこんで、ワンランク上の料理を振る舞おう!

必要な道具は売店ですべて揃いますふくださんは釣りだけではなく、料理の腕も玄人レベル。皮もおいしく食べたいからと、しっかり鱗をとるのがふくだ流
魚のさばき方は、洗い場に分かりやすく書かれています。私はこのプレートに頭をぶつけました。気をつけましょう

ニジマスの塩焼きを作ろう

 今回作る料理は、一番シンプルなニジマスの塩焼き。魚をさばいて串を打ったら、後は炭火で焼くだけなのだが、ここで大切な役割を担うのが、火をおこす係である。ワンタッチで火がつくガスコンロと違い、屋外で炭に火を付ける作業は少しだけコツがいる。

 参加メンバーにアウトドアに馴れた人がいなくても、みんなでワイワイと四苦八苦しながら作業するのは楽しいもの。着火剤をケチらず多めに並べ、その上に空気がよく通るように炭を積み上げて火を付ければ、比較的簡単に火が付くはず。

 もちろん釣ったニジマスを持ち帰って、家でゆっくりと料理するのもアリ。

火おこし役を任されたものの、魚がさばき終わっても全然炭に火が付いておらず、ふくださんに助けてもらう某日経ウーマンオンライン編集部員 どうにか炭が赤くなったら、その上に塩を振ったニジマスを並べる。このとき、ヒレや皮が焦げるのを防ぐために、少し多めに塩を振っておき、食べるときに塩を軽く払うのがコツだそうです

火を強くするには、団扇などであおいで風を送る。100円ショップなどで売っている携帯扇風機があると尊敬されるよ
魚が焼けるのを待ち切れずに、冷えたビールで乾杯をする2人。今日一番の笑顔かも

最高の塩焼きを食べながらの反省会

 釣ったばかりのニジマスをさばき、時間を掛けてじっくりと炭火で焼いた塩焼き。これがびっくりするくらいおいしかった。ニジマスの塩焼きは今までに何度も食べたことがあるのだけれど、これはまったくの別物といえる味。

 ニコニコしながら上機嫌でニジマスにかぶりついている永井さんに、今日の感想を聞いてみた。

ニジマスの塩焼きと缶ビール、最高の組み合わせだそうです。僕はクルマだから、お、おにぎりを食べるんだな(山下清のモノマネで) 「楽しかった! まずルアーがちゃんと飛んだのがうれしかったです。意外と初めてでもきれいに飛ぶんだなって、びっくりしました。もうマイ竿とマイリールが欲しくなっています。そして魚が掛かったときのビビっとくる感触がやばいですね。なかなか釣れない状況でも、ルアー選びがピタッとハマると、ちゃんと釣れるのが気持ちいい! 釣りって戦略が大切なんですよねー」

 どうやらすっかり気に入ってくれた様子でなにより。次はふくださんのような釣りの先生がいなくても、自分の世話くらいはできるようになるんだと燃えている。

 「単純にこの場所にいることが気持ちいいし、自分で釣った魚を食べられるっていうのは大きな魅力かな。女性に山登りが流行るなら、釣りが流行ってもおかしくないと思いますよ!」

「至福。もともと山が好きなので、こういう場所での釣りは最高です!」
「気にいってもらえてよかった。でも、釣りにハマると私みたいに人生が狂いますよー」 ということで、管理釣り場での釣り入門は無事終了。次回の予定は…未定です。


取材に協力してくれた管理釣り場

FISH・ON! 鹿留

住所 山梨県都留市鹿留1543電話 0554-43-0082
WEB http://www.sisidome.jp/

自然がいっぱいで雰囲気最高の管理釣り場で、ホテルやレストラン、さらにはキャンプ場やテニスコートなども併設されている人気スポット。釣りだけでなく、いろいろなレジャーとの組み合わせが可能。ふくださんの著者はこちら

『ふくだあかりの海釣りは楽しい』

イメージ 1


ふくだあかり 著
大泉書店
1260円

<ふくださんプロフィル>
会社勤めをしているときに釣りと出会い、2008年の1年間で100種類の魚を釣るのを記録したブログ「百目(ヒャクモク)」が人気に。
現在(2011年7月27日)は211目。
女性や子ども、釣りをしたことがない人にも、釣りの楽しさを広めていきたいと活動中。

ブログ:「百目―ヒャクモク」

玉置豊

ウェブ制作会社、株式会社標本の代表。ライター。
デイリーポータルZ
『玉置豊のゆるゆる釣り部 』
『地球のココロ』
「日刊サイゾー『男のダジャレレシピ』などで原稿執筆中。

個人の意見

>「気にいってもらえてよかった。でも、釣りにハマると私みたいに人生が狂いますよー」 ということで、

・・・順調じゃないですか。

管理釣り場での釣り入門は無事終了。次回の予定は…未定です。

 おつかれさまでした~。