大津川9000ベクレル 花見川(印旛新川)7800ベクレル 濃度倍増


日本テレビ系(NNN) 3月30日(金)18時48分配信
 環境省が首都圏の河川の土に含まれる放射性物質を調べた結果、千葉・柏市などでここ4か月の間に濃度が倍増している場所があることがわかった。

 環境省が、東京都や千葉県を流れる川底の土に含まれる放射性セシウムの濃度を調べたところ、柏市大津川で1キロあたり9000ベクレル、千葉・八千代市の印旛放水路で1キロあたり7800ベクレルと、去年11月の前回調査から濃度が倍増している場所があることがわかった。また、千葉・市川市の真間川では、430ベクレルから10倍以上の1キロあたり4700ベクレルに跳ね上がっていた。

 一方、東京都内の河川の調査結果も初めて公表され、荒川・葛西橋で1キロあたり700ベクレル、隅田川・両国橋で1キロあたり580ベクレルが検出された。ただ、いずれの河川の水からも放射性物質は検出されていないという。


NHK

原発事故を受けて、東京湾などに流入する河川の放射性物質についての調査結果がまとまりました。水からは放射性物質は検出されませんでしたが、河口に近い地点の川底の泥や砂からは1キログラムあたり数十ベクレルから数千ベクレルの放射性セシウムが検出されました。
この調査は、原発事故によって首都圏などにも広がった放射性物質東京湾や周辺の水系にどの程度流れ込んでいるか調べるために、環境省が行いました。
それによりますと、東京湾の河口に比較的近い8つの地点では、川底の泥などに含まれる放射性セシウムの濃度は1キロあたり59ベクレルから4700ベクレルでした。
このうち、市川市を流れる真間川の三戸前橋で4700ベクレル、千葉市を流れる印旛放水路の新花見川橋で1770ベクレル、東京と千葉県の間を流れる旧江戸川の浦安橋で380ベクレルなどとなっています。
川の水自体からはいずれも放射性セシウムは検出されませんでした。また、県内の沼では手賀沼が1090から7400ベクレル、印旛沼が440から1250ベクレルとなりました。
結果について環境省は、大気中の放射線量自体が比較的高い場所や、上流から放射性物質が移動してくる下流付近で濃度が高い傾向があると分析しています。
そのうえで「付近で生活する上で健康影響が出るとは考えられないが、大雨などによって下流に移動する可能性もあり、自治体などと協力しながら調査を続けていきたい」としています。

03月30日 18時58分

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個人の意見

 大津川は上沼橋(国道16号)で測ったようです。