紀州へら竿:国の伝統的工芸品に
毎日新聞 3月13日(水)15時49分配信
紀州へら竿は芸術的な美と釣り竿としての機能性を兼ね備え、伝統的な竹竿としては全国シェアの90%を占める。昭和初期に同市清水出身の「師光」(本名・児島光雄)と「源竿師」(同・山田岩義)が、へら竿の創始者と言われる大阪の「竿五郎」に技術を学んで持ち帰ったのが始まり。竿は真竹、高野竹(スズ竹)、矢竹を組み合わせて作る。橋本市は、細くて丈夫な高野竹が高野山(高野町)など身近にあったことや、次々に握り部分の意匠を開発するなど竿師らの努力で「紀州へら竿の里」として発展した。
1988年に紀州へら竿は県の伝統工芸品第1号として指定。現在、同市を中心とした紀州製竿組合(田中和仁組合長)の組合員46人が、銘竿作りにしのぎを削っている。
同市によると、今月8日に国の伝統的工芸品に指定された。これにより、製品に「伝統マーク」が使用できるためにPR効果が高まり、後継者の育成や原材料の確保対策、意匠開発などが国の補助対象となる。田中組合長は「小学校での竿作り指導など地道な活動が評価された。後継者育成や販路拡大など日本の伝統工芸を継承していく責任を感じている」と話した。
3月13日朝刊
1988年に紀州へら竿は県の伝統工芸品第1号として指定。現在、同市を中心とした紀州製竿組合(田中和仁組合長)の組合員46人が、銘竿作りにしのぎを削っている。
同市によると、今月8日に国の伝統的工芸品に指定された。これにより、製品に「伝統マーク」が使用できるためにPR効果が高まり、後継者の育成や原材料の確保対策、意匠開発などが国の補助対象となる。田中組合長は「小学校での竿作り指導など地道な活動が評価された。後継者育成や販路拡大など日本の伝統工芸を継承していく責任を感じている」と話した。
3月13日朝刊
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