おさかなポストでカメ受け入れ中止
カナロコ 4月23日(火)5時30分配信
飼育が困難になった魚などを一時保護している稲田公園内の「おさかなポスト」(川崎市多摩区)。8年前の設置以来、毎年外来種の魚やカメが寄せられているが、この春から、カメ類については新たな受け入れを中止することになった。市の委託を受けポストを管理する川崎河川漁協総代の山崎充哲さんは「無責任な飼い主に警鐘を鳴らすため」と説明。保護している約250匹の「飼育希望者」を募っている。
おさかなポストは、飼いきれなくなった魚を預かり、川への放流を防ぐことで水辺の生態系を守ろうと、同公園内にある同漁協のいけすの一角に設置されている。
2005年の設置当初は想定していなかったカメ類も、年間200匹ほど寄せられている。無差別に捨てられる事態を防ごうと、3月にポストを改修したのを機に受け入れを中止することになった。28平方メートルの水槽内で、比較的サイズの大きいカメがスペースを占拠しがちだったことも一因という。
山崎さんは「おさかなポストは生き物を捨てるごみ箱ではないことをあらためて知ってほしい。責任を持って命あるカメを飼育して」と話している。ただ、どうしても飼育が困難な場合はポストの管理事務所(同区)で預かるが、山崎さんへの連絡が必要。
現在保護しているカメはミシシッピアカミミガメなど約250匹で、体長は5~30センチとさまざま。山崎さんは飼育希望者を歓迎している。問い合わせは、山崎さん電話090(3209)1390。
個人の意見
>現在保護しているカメはミシシッピアカミミガメなど約250匹
数が半端じゃないから、自然繁殖もしているだろう。
基本的にはイベントの売れ残り、あるいは飼育放棄の末に捨てている気がする。
基本的にはイベントの売れ残り、あるいは飼育放棄の末に捨てている気がする。
自分の子どもの頃は、主に亜種ミシシッピアカミミガメが「ミドリガメ」の商品名で流通していて、昭和50年代にサルモネラ菌の感染が報道されたらしいのだが内容が理解できずに、親から聞いた話から少年たちの間で「毒のあるカメだ」という迷信が広まったこともある。
06年の動物愛護法改正などにより、現在の流通量は減少しているらしい。