渓流釣りの茨城と千葉の男性2人救助


産経新聞 4月30日(火)11時19分配信

 28日午後6時20分ごろ、埼玉県秩父市大滝の「滝川渓谷」の源頭部付近(標高1058メートル)に渓流釣りに来ていた茨城県と千葉県のいずれも29歳の男性から「道に迷った」と110番通報があった。29日午前6時10分ごろ、県警航空隊のヘリが2人を発見し、県警山岳救助隊8人が午前11時35分ごろに救出した。2人にけがはなかった。

 秩父署によると、2人は27日に茨城県内を出発。28日午前4時ごろ渓谷に入り、歩き回っているうちに現在地が分からなくなったという。防寒着と食料はあったが、釣り雑誌に書かれた略図を頼りに歩いており、地図は持っていなかった。

 同署は渓流釣りの注意点として「夏でも沢の水は冷たく、万全な防寒対策を準備すべき」と話し、「登山ルートをたどらない人が多いので、車を停めた位置や入山した場所などをしっかりと確認して」と注意を呼びかけている。

個人の意見

>釣り雑誌に書かれた略図を頼りに歩いており、地図は持っていなかった。
>県警航空隊のヘリ、県警山岳救助隊8人

 あくまでも略図は、地図で目的地を探すための手がかりなのだが、こういう事故が起こったことを肝に銘じたい。