自分の「歴代 着メロ」選曲集

 今から10年ほど前、携帯電話の着メロはダウンロードに頼らざる得なかった。
すでに携帯電話には音楽プレーヤーとしての機能もあったのだが、なぜか着メロにはならないよう、独立した機能となっていた。そんなわけで自分は、いいようにパケット料金を貪られていた(迂闊にも繋がりっぱなしになっていたり、電話機を変更したり何かの弾みでリセットされた場合、再びダウンロードしなくてはならないなど、請求額から見て通話料金の約10倍は使っていたようだ)。

 高いクセに欲しい曲もあまりなくて、選べないのに高額請求されるなど、辛酸を舐めさせられた悔しさから、少ないPC知識の中で一考する。
 そして携帯電話をPCと接続して別データと誤解させて行き来させ、2つのフリーソフトで“動画として認識させる音源”を作成。さらに音源を失わないように携帯電話内だけではなく、PCとメディアにバックアップ。これで着メロに掛かる通信料金をゼロに節約して、約5年間を過ごした。

 ご存知のようにスマホ時代がきて、労せずとも好きな楽曲が着メロとして選べるようになったので、今となっては無用の長物だが、そのデータは苦労しただけあって捨てられずに持っている(笑)。

 さて、そんなことを振り返っていたら、今まで「ピー音」ではない着メロに何を使ったのか思いだしてきた。

 最初は、着メロサイトでダウンロードしたこれだった(ヘビメタ着メロなんとか~という選択肢の中にあった)。

Metallica - Battery (Live in Seattle 1989) HQ audio


 全国大会の緊張感に包まれシーンと静まりかえった野田幸手園に鳴り響く「Battery」に慌てて出ると、隣で田中里史氏が笑っているなんてこともあった。

 その次もMETALLICAだ。

【日本語訳】 メタリカ Metallica - Master of Puppets (Japanese subtitles )


 インパクトがあるイントロの方が出やすいと思ったのだ。
 以降は、そういう基準で選曲していく。

Iron Maiden - The Trooper (Flight 666) [HD]


 明日なき戦いは、最も長く使用している着メロだ。
これを何度もダウンロードしたことで、明日も金なき戦いになってしまうところだった。
 おそらく通信環境も不安定な時期だったのだろう。データを落としている途中で通信が切れてしまうこともあり、それが料金を増やしていったと感じている。
 さらに着メロ用にハイライト部だけカットしたら、ダウンロードしたオリジナル音源も短くなってしまい、再びフルダウンロードなんてこともあった。

 これに懲りて、PCで2つのフリーソフトを駆使しながら着メロをつくるようになった。
その第一弾がこれだったと思う。
 Motley Crue - Girls, Girls, Girls [HD]
 

 好きな曲が着メロにできることから、Yngwie Malmsteen氏を設定。

Yngwie J Malmsteen - Far Beyond The Sun Live 1985 (HQ)


 さらにPCで曲の長さも、始まるところも編集できたから、大好きなYngwie Malmsteen氏の楽曲を、盛り上がったところから始まるようにして着メロに使用した。

Yngwie Malmsteen - Rising Force
 

 ところが困ったことに、この頃から嫌な電話が頻繁にかかってくるようになり、お気に入りで着メロにした曲が、着メロにすると「嫌なことの呼び出し音」となるため嫌いになる現象が起こり始めた(笑)。

 今は、気に入った新譜のなかから選曲したり、嫌いになってしまった「The Trooper」を挟みながら、いろいろ変えているため、たまに着メロに気づかないこともあったりして、申し訳ないが電話に出遅れている。

 まあ、釣り場で
 
Hellyeah - Cowboy Way (Music Video)
 

 とか、こういう着メロが聞こえたら、近くには自分がいると思って間違いない。