長島川でレンギョ大量死


ちばとぴ by 千葉日報 9月15日(火)14時34分配信

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 千葉県香取市を流れる利根川水系の与田浦川で、外来種のレンギョなど大型魚が大量に死亡していたことが14日までに分かった。県や市によると、死骸(しがい)は同日までに約千匹が回収され、未回収分も入れておよそ5千匹あるという。15日以降も回収作業を行う。

 与田浦川を管理する県香取土木事務所によると、11日午後4時10分ごろ、水生植物園近くの与田浦に魚が死んでいるとの連絡が入り、20匹前後のレンギョやフナの死骸が確認されたという。その後、周辺を調べたところ、横利根川と与田浦を結ぶ与田浦川(通称長島川)の八筋川排水機場から中洲橋付近までの約3キロにわたり、レンギョなどの大型魚が死んで水面に浮いていた。

 与田浦川は、利根川支流の一級河川で長さ約15・8キロあるという。11日夕方に県などが行った水質検査によると、毒物などは発見されなかったが、1リットルあたりの水中の溶存酸素は環境基準の7・5ミリグラムを下回る5~6ミリグラムだったという。ただ、県水質保全課は「すぐに魚が死んだりするなど、直ちに影響が出る数字ではない」としている。

 利根川水系では5年前にも同市や東庄町を流れる黒部川でも、レンギョなどの魚が大量死したが、当時、県は「原因は不明」としていた。与田浦川近くの農家は取材に対し、「今月10日の大雨で、収穫を終えた稲わらの一部が川に流れ込み、その渋みの影響か、そのことによる酸欠なのか、体の大きな外来種の魚が死んだ。毎年規模こそ違うが、この時期は外来魚は死んでいる」と話していた。

個人の意見

>11日夕方に県などが行った水質検査によると、毒物などは発見されなかったが、

 毒性はなかったそうな。

>1リットルあたりの水中の溶存酸素は環境基準の7・5ミリグラムを下回る5~6ミリグラムだったという。

 酸欠・・・にしては被害が大きすぎますね。

利根川水系では5年前にも同市や東庄町を流れる黒部川でも、レンギョなどの魚が大量死したが、当時、県は「原因は不明」としていた。


 このときはヘラブナも浮いてしまった(浮く=死魚の意味)という話だった。

>農家は取材に対し
>「今月10日の大雨で、収穫を終えた稲わらの一部が川に流れ込み、その渋みの影響か、そのことによる酸欠なのか、体の大きな外来種の魚が死んだ。毎年規模こそ違うが、この時期は外来魚は死んでいる」と話していた。

 確かに1年中、レンコの死骸はよく見る。なんだか臭いな・・・と思って見ると大概がこれだ。

 それにしても、ついに稲わらの一部が川に流れ込み、その渋みの影響と言う表現で、釣り人の隠語だった「稲渋」が一般紙へ登場してしまった。

 稲刈りが始まる初秋の食い渋りを「稲渋による食い渋り」と言って久しいが、食い気が落ちるどころか、まさかの死魚まで出すほど、魚にとっては猛毒だったか。

 しかも底生性魚・雑食性の魚はほとんどやられず、宙層を回遊する受け口のプランクトン・フィーダー(レンギョの鰓耙は、プランクトンを摂餌する性能としてすごく発達している。その昔、ヘラブナの放流池=養魚池=でヘラブナの食性を調べたらアカムシなどを食べていたので、不思議に思ってよく調べたらレンコに追いやられてしまい底の方でいじけてアカムシを食べていたことが判明したとか)が死ぬ。

 とりあえず、稲渋と言われる独特な赤茶色の濁りが出始めたら、宙層はアウトって判断した方がイイのだろう・・・きっと。