「ザリガニ食べて川を守ろう」


カナロコ by 神奈川新聞 11月7日(土)7時3分配信

 アメリカザリガニ、食べて駆除-。外来種を取り除くことを目的としたそんな催しが8日、藤沢市大庭の引地川親水公園で開かれる。
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 ザリガニが本来食用であることに着目した取り組みで、子どもたちが生態系について考えるきっかけにもなればと、市民らが考案した。捕獲して楽しみ、空揚げにして食べ、ザリガニを味わい尽くす。

 毎秋恒例の「藤沢 自然と親しむ会」の特別企画として初めて実施する。同会は、市内に残る豊かな自然を体感してもらい保全につなげようと、市内の企業有志による実行委員会が5年前から開催してきた。

 引地川では、数十年前からアメリカザリガニが生息。繁殖力がとても強く、メダカなどの小魚や水生昆虫などの在来種を捕食するため、生態系が崩れる一因になっている。

 こうした実態を子どもたちに考えてもらうため、ザリガニを食べるというインパクトのある企画を思いついた。“本家”の米国では名物料理になっている事例もあり、岩田淳実行委員長は「食べたことのあるメンバーの話では、味はまんざらでもないという。ならば一度やってみようか!となった」と説明する。

 当日は、日本大の講師による魚についての講演や生物・植物の観察会なども実施。その後、公園内の池か引地川のどちらかでザリガニ釣りを行う。空揚げにするザリガニは、実行委があらかじめ引地川周辺で捕獲し、泥抜きしたものを中心に使う。

 岩田委員長は「ザリガニ取りは今の子どもたちもするが、再び放してしまうことが多いらしい。もし食用としての習慣が日本にも根付けば、駆除の追い風にもなるのでは」と取り組みの意義を強調していた。

 午前9時半から。臨時駐車場も用意。参加無料。申し込み不要。問い合わせは、同実行委事務局のいわた環境計画電話0466(82)2200。

個人の意見

>岩田委員長は「ザリガニ取りは今の子どもたちもするが、再び放してしまうことが多いらしい。もし食用としての習慣が日本にも根付けば、駆除の追い風にもなるのでは」と取り組みの意義を強調

 極論ですね。