世界のビール消費、日本は7位に後退…少子高齢化の影響


12月18日20時14分配信 読売新聞

 キリンホールディングスは18日、2007年の主要国のビール消費量(発泡酒第3のビールを含む)をまとめた。日本は少子高齢化の影響で前年比0・3%減の628万キロ・リットルとなり、メキシコに抜かれて7位だった。

 世界の総消費量は5・6%増の1億7552万キロ・リットルと、22年連続で増加した。東京ドームをジョッキに見立てると約142杯分が消費されたことになる。国別では、中国が11・8%増加して5年連続の1位となり、全体の22・3%を占めた。2位以下は米国、ロシア、ブラジル、ドイツが続いた。

 地域別の割合では、欧州が31・4%とトップだったが、前年より0・7ポイント減少した。一方、アジアは1・1ポイント増の31・2%と肉薄している。


12月18日20時1分配信 時事通信

キリンホールディングス <2503> は18日、2007年の世界主要国のビール消費量を発表した。それによると、中国が前年比11.8%増の3913万キロリットルで5年連続首位を維持。少子高齢化などで市場縮小が続く日本は0.3%減の628万キロリットルで、02年以来5年ぶりに順位を下げて7位となった。 


12月18日19時23分配信 産経新聞

 キリンホールディングス(HD)傘下のキリン食生活文化研究所が18日発表した2007年の世界主要国のビール消費量統計によると、世界の総消費量は前年比5.6%増の約1億7552万キロリットル(大びん換算で約2773億本)と22年連続で増加した。東京ドームをビールジョッキに見立てると、前年比約7.5杯増の約142杯分に相当するという。

 国別の順位では、中国が5年連続で首位を維持し全消費量の22.3%を占めた。同研究所では「経済発展に伴う生活水準の向上で、ビールを飲む層が沿岸部から拡大。海外資本の参入も市場を活性化させている」と分析している。

 2位の米国、3位のロシアは順位に変動はなかった。一方、4位にはブラジルが前年の5位から浮上。ロシアとブラジルは初めて1000万キロリットルの大台を突破した。日本はメキシコに抜かれ7位と前年の6位から5年ぶりに順位を下げた。日本は、5位のドイツ、8位のイギリスとともに前年割れになっており、「少子高齢化やアルコールの好みの多様化などが影響した」と分析している。

 地域別では欧州とアジアの構成比がそれぞれ3割を超えており、世界の2大ビール消費市場という構図にになっている。アジアは31.2%で、最大市場の欧州(31.4%)に迫っている。