使ったボンベ、穴開ける?開けない?…自治体でルール二分

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12月19日15時21分配信 読売新聞

 お鍋の季節。カセットコンロのボンベは、穴を開けて捨てるべきか、開けないでよいか--。全国の自治体でゴミ出しルールが、真っ二つに分かれている。

 ゴミ収集車の火災予防には穴開けが有効だが、一方で、家庭で穴開け中の事故も多い。経済産業省は「双方の言い分もわかり、自治体には指導できない」といい、ルールは不統一のままだ。

 政令指定都市と東京23区で、穴開けを求めているのは札幌、川崎、名古屋、大阪、福岡など11市。一方、さいたま、千葉、京都、北九州など6市と東京23区は穴開けを求めていない。横浜市や千代田、江東区などは、穴開け不要をウェブサイトに明記している。

 東京消防庁管内では過去5年間、カセットボンベなどの残留ガスが原因とみられるゴミ収集車の火災が毎年100件以上ある。

 全国的にも清掃業者や自治体には悩みのタネだ。仙台市は「埋め立て作業の過程で、使い残しの缶から火柱が走ることもある。危険回避のため、住民に穴開けを求めている」と説明する。浜松市では穴開け器具を希望者に無料配布している。

 しかし、穴開け作業には危険も伴う。経産省などによると、カセットボンベでは全製品で、殺虫剤やヘアスプレーなどの缶では9割以上の製品でLPガスなどの可燃性ガスが使用されており、喫煙など近くに火気があると、引火すれば爆発する。東京消防庁管内では昨年、一般家庭を中心に、穴開け中の火災が17件あり、20人が負傷した。福岡市では1999年に51歳の主婦が死亡した例もある。


個人の意見

 釣り場で必需品になりつつある「ワームⅡ」は、このカセットボンベを使用します。
死者が出るほど、危ないものなんですね。
十分に注意してください。