紅葉屋本舗、ようかん2点が高評価 モンドセレクション

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【最高金賞などを受賞したようかんを手に喜ぶ坂井良雄さん(和歌山県串本町潮岬で)】


4月22日17時15分配信 紀伊民報

 和歌山県串本町潮岬の紅葉屋本舗(坂井良雄さん経営)のようかん2点が、世界的な食品品評会「モンドセレクション」で、2009年の最高金賞と、それに次ぐ金賞を受賞した。両賞のいずれかを3年連続受賞すると与えられる国際最高品質賞も初めて受賞。6月1日、イタリアで表彰式がある。
 同店は1900年、坂井さん(45)の曾祖父が現在の串本町中湊に創業。和菓子の全国大会で何度も受賞し、坂井さんの伯父まで3代続いたが、65年に閉店。2001年、坂井さんが伯父宅の仏壇で、ようかんなど菓子の製法を書いたメモを見つけ、2年かけて復活させた。表面はサクサク、中はしっとりした食感が特徴。
 出品した本竹皮包みようかん2点のうち、「本練(ほんねり)」が2年連続の最高金賞、「柚子(ゆず)」が3年連続の金賞を受賞した。柚子の3年連続受賞で、今回初めて、国際最高品質賞も受けた。
 坂井さんは今回、3年連続受賞を強く意識した。気持ちの面で気合を入れ、出品する際の梱包(こんぽう)は祈るように包み、拝んだ。結果が出るまでは緊張しっ放しで、受賞を知った時はほっとし、力が抜けたという。
 坂井さんは「自分のオリジナルである柚子で初受賞した時、先代を超えたと思ったが、前回、先代のレシピを忠実に再現した本練が最高金賞を獲得して、その偉大さを痛感した。先代より優れたところを見せるためには、柚子で3年連続受賞するしかないと思った」と話している。
 モンドセレクションは1961年、ベルギー政府と旧欧州共同体が共同して、菓子を中心とした食品の品質向上を目的に始めた。近年は世界中から 3000~4000社の出品があり、出品者は年々増えているという。審査は衛生、味覚、包装、原材料などの項目を点数化する。総合得点(100点満点)中、上位から最高金賞、金賞、銀賞、銅賞がある。

個人の意見

 焼酎や日本酒もモンセレ授賞ラッシュ、日本の食文化が評価されているって事かも知れませんが、何だかちょっと簡単に獲れ過ぎていませんか・・・。