電気ショックで外来魚駆除

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電気ショック!で外来魚駆除 予想以上の効果で本格導入へ 長野・諏訪湖
11月11日18時32分配信 毎日新聞
 【長野】ブラックバスなど外来魚の増殖に悩まされている諏訪湖で、県水産試験場諏訪湖漁協が県内で初めて、魚に電気ショックを与えて駆除する船を使った調査を試験的に行い、3日間で3000匹以上を捕獲する成果を上げた。漁協では「予想以上の効果があった」として、年度内にもこの船を導入する方向で検討する。【武田博仁】

 ◇3日で3000匹以上

 調査は、北海道立水産孵化(ふか)場から借りた米国製の「電気ショッカーボート」を使い、県の特別採捕許可を受けて10月31日~11月2日に実施した。その結果、在来種の生態系に影響を与えているとされるブラックバス1210匹、ブルーギル1853匹の計3063匹(総重量274キロ)を捕獲した。

 電気ショッカーボートによる捕獲は、ボート先端に取り付けた2本の電極ワイヤから数百ボルトの電流を水中に流し、感電・まひして浮いてきた魚を網ですくう手法だ。今回、船を1日に2時間半稼働させ、3日間かけて外来魚が多い岸辺を中心に回った。

 漁業が行われている湖沼では全国初の試みで、在来魚にも感電などの影響が心配されたが、フナやワカサギはまひから覚めると蘇生し、水中に戻ったという。

 諏訪湖では外来魚によるエビやワカサギ、コイやフナの卵の食害を受けており、漁協がこれまでにも刺し網による捕獲や、外来魚釣り大会を実施して駆除してきたが、対策には決定打がなかった。

 同試験場によると、電気ショッカーボートは1隻450万円ほどで、国内には4隻あり、北海道の湖沼や皇居のお堀で実績を上げているという。

 諏訪湖漁協の吉沢忍代表監事は「大変な効果があり、みな目を丸くした。4~6月の(外来魚の)産卵期に稼働させれば、より効果がある」と話す。漁協では外来魚駆除に毎年数百万円を費やしており、ボートを購入しても十分見合うと判断。国や県とも協議したうえで導入を目指す方針だ。

個人の意見

 いままで禁止されていた「ビリ」漁ですが、

フナやワカサギはまひから覚めると蘇生し、水中に戻った

在来種に影響がないって・・・本当でしょうか。

 4~6月の(外来魚の)産卵期に稼働・・・それって、在来種も普通に乗っ込み時期ですが・・・。