富士宮のニジマス


2月1日13時0分配信 毎日新聞
 ◇弁当や缶詰、取り組み加速
 富士山がもたらす豊かなわき水が随所にある富士宮市。ミネラルを多く含んだわき水ニジマスの養殖に適しており、市内各地に養鱒(ようそん)場がある。ニジマスを全国にPRする市民団体「富士宮にじます学会」の活動に加えて、昨年6月には市がニジマスを「市の魚」に指定、ニジマス地域ブランド化に向けた取り組みが加速している。【浜中慎哉】
 静岡県は養殖ニジマスの生産量が日本一。同市は県内最大の産地だ。1933年、県が米国から移入されたニジマスを産業化するため、県水産試験場「富士養鱒場」を開設したことがきっかけで養殖が始まった。同所で養殖技術の研究が進む中で、市内各地で養鱒業者が増え、市の基幹産業に発展した。
 同市は全国区となったB級グルメ「富士宮やきそば」の本家としても知られている。市民から「富士宮の名産は焼きそばだけじゃない。ニジマスでも盛り上げよう」との機運が高まり、08年2月、市内の飲食店などが集まって「富士宮にじます学会」が発足した。現在は飲食店や土産物店約50店を軸に活動している。
 脂が乗り、刺し身でいただくと、こりこりとした食感が味わえるニジマス。同学会は新たな食べ方を追求し、鱒ずしの弁当「鱒コットキューブ」や、ニジマスの切り身をカレーやみそで味付けした缶詰を開発、商品化にこぎつけた。
 更に、市内でニジマス料理を食べられる店などを紹介する「鱒込(ますこ)みマップ」も作成。ネーミングにも工夫を凝らし、普及に懸命だ。
 同学会の会長で、同市大宮町の旅館の若おかみ、小川登志子さん(47)は「奇麗なわき水が豊富というまちのイメージも良くなるので、積極的にPRしたい」と意気込む。
 ◇養鱒場は減少
 一方、かつて約30カ所近くあった養鱒場は現在、約10カ所に減っている。富士宮養鱒漁業協同組合によると、後継者不足などが原因という。
 同市精進川の養鱒場「くぬぎ養鱒場」を営む功刀芳康さん(67)は「消費者に安全でおいしい魚を届けていきたい」と話している。
………………………………………………………………………………………………………
 ◆ニジマス
 ◇県内の養殖、国内生産の26%
 県内の養殖ニジマスの生産量は1881トン(07年)で国内生産量の26%を占める。2位の長野県の同18%を引き離す。原産地は北米で、外来種だ。

2月1日朝刊

個人の意見

こんなに歓迎される、外来魚もいるのです。



富士宮にじます学会の最近のブログ記事
以下、Copy and Paste
富士宮 ニジマス缶詰試食会開催
イメージ 1

静岡新聞記事より
イメージ 3

■岳南朝日新聞記事より
イメージ 2