マクドナルドのドナルドに引退勧告 米団体「子どもを肥満に導く笛吹き男」

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5月26日13時52分配信 ITmedia News


 「世界中の子どもたちを肥満に導く笛吹き男だ」──米国の企業監視団体はこのほど、ピエロ姿で知られるマクドナルドのキャラクター「ドナルド」に“引退勧告”した。

 これに対し米McDonald'sのCEOが「彼は善きものである」と拒否するなどの応酬があり、米国メディアで話題になっている。

 ドナルド(米国名はロナルド・マクドナルド)に引退を迫っているのは米国のNPO「Corporate Accountability International」。ドナルドは50年以上にわたって風貌やおもちゃ、ゲーム、ハンバーガーで子どもたちを楽しませてきたが、その親しみやすさゆえに子どもたちを不健康な食生活になじませてしまうと主張。「ドナルドは危険だ」という。

 同団体らは、ドナルドの引退を含めて、同社による販促活動の自粛を求めており、ドナルドの引退を訴えるキャンペーンサイトをオープン。腹の出たドナルドに対し、たばこ「マルボロ」のカウボーイなどといったマーケティングアイコンと一緒にハッピーリタイアを迫っている。

 これに対し、米MacDonald'sのジム・スキナーCEOは株主ミーティングで「答えはノーだ。彼は善きもの(a force for good)であり、子どもとその家族に対し、バランスが取れた食生活を効果的に提案している」と答えた。株主はスキナーCEOを賞賛し、団体の代表に対しブーイングを浴びせたという。

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