カワウふん害にテグス効果


7月7日17時9分配信 紀伊民報


 和歌山県田辺湾に浮かぶ国指定天然記念物「神島」の木々が深緑に輝いている。島の木々にテグス糸を張り巡らせた効果で鳥のふん害がなくなってきたかららしい。
 神島では毎年、カワウとサギ類がねぐらに使うため、ふんが降り積もって木々の一部が白くなり、ひどい場合には枯れることもあった。市文化財審議会と市教委はふん害を防ぐため、昨年から鳥がねぐらに使う島の「大山(おやま)」の鳥ノ巣側にテグス糸を張っている。
 審議会委員の玉井済夫さんは「深緑の神島を見ると、テグスの効果が表れてきていると考えられる」と話している。
 神島では、1988年から数年間、カワウの大群がねぐらに利用した。おびただしい量のふんが積もり、森林の一部が荒廃し、がけの崩壊まで起こった。その後も断続的にふん害は続き、最近は営巣も確認されている。

個人の意見

 カワウって、野鳥のくせに自然を破壊しまくる不自然な鳥ですよね。