2009年水質状況ランキング

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7月30日7時57分配信 産経新聞

 国土交通省関東地方整備局が29日発表した「平成21年関東地方一級河川の水質状況」によると、生物化学的酸素要求量(BOD)の年平均値を比較した関東地方の水質の良好な河川ランキングで、那珂川が1位になったことが分かった。

 鬼怒川は7位、渡良瀬川と小貝川はともに10位に入った。

 那珂川のBOD値は0・7で、前年の1・0から改善。4位から、久慈川茨城県)、浅川(東京都)と並んで関東地方で最もきれいな川にランクされた。全国ランクは44位だった。

 また、鬼怒川のBOD値は1・0。順位は昨年と同じ。渡良瀬川と小貝川はともに1・3で、渡良瀬川は昨年の8位から2つ順位を落とし、逆に小貝川は15位から5つランクアップした。

 水質調査は、関東地方を流れる8水系の延長10キロ以上の一級河川18を対象に行われた。BODは一般的な水質指標のひとつで、BODの値が大きいほど水質が悪く、魚類が生存できる下限は3~5とされている。

最終更新:7月30日7時57分



下野新聞 (7月30日 05:00)

 国土交通省関東地方整備局は29日、関東地方の1級河川で国の直轄管理区間の18河川を対象とした2009年水質現況を発表した。水質では本県と茨城県を流れる那珂川久慈川茨城県)、浅川(東京都)とともに1位となった。那珂川は08年が4位だった。

 調査は水質を表す代表的な指標の生物化学的酸素要求量(BOD)年平均値を比較した。河川ごとに複数の調査地点の結果を平均している。那珂川は1リットル当たりのBOD年平均値が0・7ミリグラムだった。1・0ミリグラム未満は、人の手が入っていない河川並みの水質とされる。那珂川は全国で44位だった。

 本県関係のそのほかの河川は、鬼怒川が1・0ミリグラムで7位、渡良瀬川と小貝川が1・3ミリグラムで10位だった。小貝川は前年の15位から順位を5つ上げた。ワースト1位は5年連続で綾瀬川(東京都、埼玉県)だった。

 ここ10年間のBOD平均値と昨年の年平均値を比べた水質改善度をみると、小貝川は1リットル当たり1・8ミリグラムから1・3ミリグラムに改善され、改善度順位は5位。那珂川渡良瀬川は8位、鬼怒川は15位だった。

 166カ所の調査地点ごとの水質改善度をみると、本県では佐野市津川町の秋山川の調査地点「秋山川末流」が2位となった。同地点は10年間のBOD平均値が1リットル当たり4・1ミリグラムだったのに対し、09年は環境基準値の3ミリグラムを下回る1・2ミリグラムに改善された。



7月30日9時1分配信 読売新聞


 国土交通省は29日、全国の165の1級河川について、2009年水質状況ランキングを発表した。

 最も水質が良かったのは、尻別川(北海道)と後志利別(しりべしとしべつ)川(同)、鵡川(むかわ)(同)、沙流(さる)川(同)、姫川(新潟)、黒部川(富山)、宮川(三重)、川辺川(熊本)の8河川。ワースト5には綾瀬川(埼玉、東京)などが入った。5河川は、08年から顔ぶれは同じ。

 また、湖沼と海域を含めた1級河川のうち、環境基準を満たした調査地点は91%で、2年連続で過去最高を更新した。



個人の意見

ワースト5には綾瀬川(埼玉、東京)などが入った。5河川は、08年から顔ぶれは同じ。

><有機汚濁の指標による調査結果>

>河川、湖沼、海域全体で、有機汚濁の代表的な指標であるBOD値又はCOD値が環境基準を満足した調査地点(898地点)の割合は89%と過去最高

>BOD河川平均水質ランキングが下位の河川においても、過去20年で大幅な改善
例:綾瀬川(20年前19.0mg/L→10年前7.3mg/L→現在4.1mg/L)
  大和川(20年前12.4mg/L→10年前7.3mg/L→現在4.2mg/L)

 ワーストの顔ぶれは同じでも、全国の水質が底上げされているなら仕方ありませんね~。